原題:GOYA’S GHOSTS
製作国:スペイン・アメリカ
製作年:2006年
監督:ミロス・フォアマン
セルバンテス文化センターで、
ゴヤに関する展覧会が開催されているのに合わせて、
映画も一緒に観てきましたーっ![]()
展覧会のタイトルは、
“ゴヤが見た戦争:版画集『戦争の惨禍』と報道写真”。
映画は、
宮廷画家だったゴヤを語り手にして、
ロレンソ神父(ハビエル・バルデム)と
美しい富豪のお嬢様イネス(ナタリーポートマン)の
2人の数奇な運命を描いたもの。
歴史の大きな動乱に翻弄され、
身分も立場も急転してしまう人生のはかなさ。
特に異端審問については、
宗教の力の光と影について考えさせられます。
それにしても、
主役の2人の演技がとにかくすごいっ![]()
個人的には、
ゴヤにもっと活躍して欲しかったと思うところだけど
、
ナタリーポートマンの変貌ぶりにはビックリ![]()
いろんな顔を持つスペイン。
と同時に、
私の大好き
な画家の一人でもあるゴヤの作品が、
彼の生きたこの時代の社会的背景に深く影響していることを、
改めて気づかせてくれる作品です。

