- 悼む人/天童 荒太
- ¥1,700
- Amazon.co.jp
おススメ
度:★★★★★
地元の図書館で予約待ちの順番が回ってきて、
やっと読むことができましたーっ![]()
ハードカバーにもかかわらず、
常にかばんに入れて持ち歩き、頑張って読みましたー![]()
国中いろいろな事情で亡くなった人々を悼んでまわる主人公と、
彼の家族、
そして、彼と出会い、彼の思いを受け入れていく人々の話が、
それぞれの視点で描かれてます。
久しぶりに、本を読みながら、途中何度も泣いてしまいました![]()
生と死にまつわる重たいテーマだけれど、
読み終えた時にはとても身近に感じさせてくれる良い
お話でした。
私のお母さんも、おじいちゃんが末期がんと診断されたとき、
最期の親孝行として自宅介護を選びました。
午前中はパートで働き、
夕方になると片道1時間のところにあるおじいちゃんのおうちへ
を走らせ、
夜中じゅうおじいちゃんのそばで世話をしていました。
そして明け方になると自宅に戻って来るという生活を
約3ヶ月も続けてきました。
私は毎晩キティ
と仲良くお留守番をする役目。
ちょうど留学前で実家に帰省していたときだったけれど、
おじいちゃんは私がスペインへ旅立つ直前から容態が悪化し、
出発の挨拶をして別れた4日後、息を引き取りました。
そんな私のおじいちゃんは、
私や多くの人に愛され、そして愛してくれたし、
元気だった頃はたくさんの人にきっと感謝された人だったと思います。
私も、
誰かを愛し、誰かに愛され、そして感謝されるような人でありたいと思います。
そして、
「生きている」ことを大切
にして、毎日を過ごしたいと思います![]()
あと、できれば、
新しい命
も授かってみたいな。
