前半戦の戦歴

サンダーランドは移籍市場終了後、tokihimo監督は守備面での課題の改善のために、フォーメーションを改めた。



新フォーメーションは、3-1-3-3。3バックが中央を固め、両サイドのWGが攻守に走り回り、その穴を中盤のCMが埋める。攻撃の際には5人以上がゴール前へ入り込んでくる攻撃的布陣だ。

新フォーメーションに変えてからのサンダーランドは、相変わらず失点は減らなかったが、その分、攻撃力が増した。



サンダーランドの調子はドンドン向上していき、10月は全試合で無敗を通し、tokihimo監督の手腕が評価された。

11月に入ると調子を落としてしまい、連敗を喫したが、それでもチームは優勝争いにくい込む戦いを見せている。

その要因の一つに、FW陣の好調が挙げられる。

18ゴールを決めて得点王候補最有力であるIdah、そして11月にリーグ最優秀選手に選出されたKitagawaを中心に、凄まじい決定力を見せている。




前半戦最後の試合、アクリントン・スタンリー戦ではその攻撃力が爆発した。


試合は終始サンダーランドが攻め続けた。

先制点が決まったのは前半19分。右サイドのJohnsのクロスからKitagawaが惚れ惚れするボレーシュートでゴールを決めた。



続いて、前半終了間際の43分にはIdahがゴール。



ゴールのニアからブロックに入ったDFを嘲笑うかのように、高いシュート技術でゴールを決めて見せた。


後半が始まってからもサンダーランドは止まらない。

64分にはIdahがこの日2ゴール目を決めると、最後のトドメは中盤から抜け出した途中出場のWinchesterがミドルシュートを蹴りこんで、4点目。



↑ゴールを決めて喜ぶWinchester(ブレ)


この日は守備陣も奮闘し、McIntyreを中心にゴールに鍵をかけ無失点。4-0の完勝で前半戦を締めくくった。


この完勝には、監督もご満悦。


この日2ゴールのIdahに対して、


「彼はいずれ世界トップクラスの選手になる。僕が保証するよ。」


とあまり信用ならない保証をしてくれた。

また強固なブロックを築いてゴールを許さなかった守備陣にも、


「来週には赤点になってるかもしれないから、あまり褒めたくはないけれど、今日は満点を上げてもいい。」


と褒めたたえており、tokihimo監督もこの勝利に喜んでいる事がうかがえた。


この試合を終え、サンダーランドは5位に浮上。

相変わらず失点数はリーグワーストで、一向に安定しない守備に関しては批判の嵐を受けているものの、それを誤魔化すようなリーグトップの爆発的な決定力により、この位置につけている。

サンダーランドの、とにかく相手より多くゴールを決めれば勝てるというコンセプトの脳筋サッカーはメディアには評判は悪いが、サポーターたちには非常に好評のようだ。

SNSでのtokihimo監督への声も今では称賛と批判半々くらいの割合になった。

後半戦は更に厳しい戦いになるだろう。優勝争いに絡んでいけるよう、tokihimo監督には更なる期待がのしかかっている。