2018年5月6日(日)に大学1年生の頃から大親友の史奈子(しなこ)さんと一緒に東山でお食事をしました。日本テレビで木曜夜9時から放送されているケンミンショーをご存知の方であればご興味を持って下さるのではないかと思いますが、東山地区にある金澤寿し店で典型的な加賀料理の定食を頂いたのです。この金澤寿し店でお給仕をして下さった店員さんが全ての献立について詳しいご説明をして下さいました。私たちにとってそれほど珍しくない、というよりも一般的な家庭料理ですがその各々の献立のエピソードなどもお話して下さり勉強になりました。

 

◎史奈子さん何から何まで本当に有難うございました、お陰さまで1日で4日分楽しむことができました!

 

※因みに、この金澤寿し店では加賀地方でお祭りの際に手作りする笹の葉で包んだ押し寿司作りを体験することができるようです。

 

一般的に加賀地方で手作りされる笹寿司の具は基本的には鯛と鮭、鯵ですが・・・、それも少しだけです。しかし、こちらで頂いた笹寿司の具はカニ、サバ、ノドグロ、サーモンです。まあ~、美味しく頂いたのですが笹寿司1個の大きさがかなり大きいです。お茶碗にご飯4杯くらいあるかも知れません。ちょっと女性には無理があるかもです。

 

こちらは、ケンミンショーで紹介されていた茄子のオランダ煮が入った素麺です。やっぱり西日本のお出汁は美味しいというか・・・私の味覚に合っているようです。実は、ここだけの話ですが・・・関東地方で製造されているお醤油が私にとってはかなり塩辛いので残念ながら私の味覚には合わず定期的にアマゾンを通して九州やその他の西日本地域からお醤油を取り寄せています。こういう時、「私って西日本人なんだな~!」って思います。そうそう、史奈子さんも東京のおうどんのお出汁は苦手と言っていました。

 

これは車麩です。一応、京都のように金沢でも生麩(すだれ麩)が主流ですが、この車麩も食されています。一般家庭では玉ねぎや三つ葉、ホウレン草などを入れてこの車麩の卵とじをします。

 

串刺しになっているのが、どじょうの蒲焼です。うなぎの蒲焼のようにパワーの源ですが・・・、でもお味の方は炭のお味でどじょうが負けてしまっています。

 

これは冶部煮です。今回はホンモノの鴨のお肉でした。そして、左上のものがすだれ麩です。すだれ麩の食感はどちらかというと高野豆腐に近いです。

 

右からゴリの佃煮、フグの塩漬け、胡桃の佃煮です。フグの卵巣の部分は一番危ないとのことですが長期間塩漬けにすると毒が抜けるそうです。これを食べたからってポックリ逝かんようにとは言っても、これこそ気を付けとっても逝く時は逝くもんやね・・・。

 

加賀地方では何でも甘露煮にしてしまいます。私が大好きなのが子持ち鮎の甘露煮です。そして、お正月にはフナの甘露煮をします。

 

大学生の頃はゴリの佃煮には全く興味がなかったので今回が初めてでしたが、結構美味しかったです。

 

私が大好きなべろべろ(卵の寒天寄せ)です。

 

このオレンジ美味しかった~!口直しにいいです。

 

何だか説明にはありませんでしたが、もしかするとこの金澤寿し店の建物は、その昔、芸者さんを派遣していた会社だったのではないかということです、そう史奈子さんが言っていました。何ていうのかな?芸者さんのプロダクションというんですかね?

 

結構、こじんまりとしています。

 

江戸時代に建てられたままの状態でした。この階段、スッテンころりんになりそうな感じでした。でも、箱階段よりはいいです。

 

最近、若者の間で流行っているアプリで記念撮影しました。スマホの画面を見ている時は「私たち可愛い~♪」と思っていましたが、改めて見るとチョー笑えます。何度も史奈子さんは途中で吹き出してしまい、私が「ちょっとー真面目にやってよ~!」とお願いしたので、これでも史奈子さんは「可笑し過ぎて涙が出るわ~!」と言いながら笑いをこらえて頑張りました。

 

こちらは東山地区の宣伝で有名な通りです。

 

車麩の専門店です。軒先に車麩がデコレーションされています。

 

本当にごくろうさまです!という感じで金沢の俳優さんたちが東山地区を盛り上げて下さっています。

 

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こちらは西茶屋街にある甘納豆店です。珍しいお豆の甘納豆が沢山ありました。

 

 

そして、こちらは西茶屋街の街並みです。東山の遊郭の窓に比べると西の遊郭の窓の隙間は狭いです。

 

こちらは、当時の芸者さんの宿として残されており博物館になっています。私が撮影している場所がステージになっています。