「あなたの余命は残り4ヶ月」と宣告をされたら、
あなたは最後に何がしたいですか?
そんな余命宣告を今年の9月に受け、
70歳でも再任用として教員でいらっしゃるベテランの職員が
本校にいらっしゃいます。
本校のOBということもありますが、
残りの期間も母校で過ごしたいという思いから、
週に何回か勤務されています。
9~11月は自己申告2回目のタイミング。
8年目の私もそろそろ中堅の仲間入りに入る頃です。
そんな私は今、来年も持ち上がることがいいのか、
違う分掌を挑戦してみるのもいいのか、
一度現場を離れてみるのもいいのか、
と、進路について悩んでいます。
正直すべての選択肢をあげています。
「今年度退職」ということも。
本日、私はベテランの職員に相談をしてみました。
まっすぐに私の目を見て親身に相談に乗っていただきました。
「私はもう人生の選択を選びたくても選べないので。
先生がやってみたいこと、やってみようじゃないですか?」
という励ましの言葉と、
いつでも相談をしてくださいと、
携帯の連絡先もいただきました。
あと2ヶ月後も連絡をとれるといいのですが。
私は世の中の人たちに知ってほしいことの一つが、
「学校現場には素敵な指導者たちが多くいること」です。
生徒と真正面から向き合う先生、
放課後に自分の指導方法を振り返る先生、
学校外へ行き指導技術を磨いている先生、
同僚の先生と切磋琢磨する先生、
ニュースで取り上げるべき姿は事故内容ではなく、
こんな素晴らしい姿にあると思っています。
最後に、ベテランの職員のおっしゃった一言が
ずっと脳裏に焼き付いています。
「日本は経済の分野では世界には勝てないが、教育は勝つ」