■■■■■■  万巻誤用塾・メルマガNo.25-2
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■■■■  IT時代必須の文章力漢字力
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■■  漢検受験から就職も校正も 20081103
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  誤読・誤用は恥ずかしい…キーワードは「誤用だ!御用だ♪」
  面白くオリジナリティゆたかに、イマを生きる話題性も添えて…。


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承前…25号のつづき…


◇―――――――――――◇編集後記3◇――――――――――◇


「龍」ちなみのニュース:その3
tetu


「mag2」では書けませんでしたが、webに掲載した「最多画数の漢字』

……左の漢字……
「龍」という字を4つ並べて、音読みは「テツ。テチ」、意味は「口数が多い。多言」
とあり画数は64画(諸橋轍次の『大漢和辞典』)で、
阿辻哲次氏も『漢字三昧(光文社新書)』でこの字を最多にしています。
 ところが阿辻氏を離れてネットでググッてみると、漢語ではなく
「国字(和製漢字)」でもっと多い画数の漢字があるようです。
それは「龍×3文字」の上に「雲×3文字」を乗せた字…

……右の文字……
苗字に使われているとかで、「おとど」「たいと」「だいと」などと読むそうです。
興味のある方は書いて画数を数えてみてください(国字は日本で作られた漢字)。

 また「テツ」というお酒はここで売っています。
http://www.yamagata-bussan.co.jp/SHOP/V057.html



◇―――――――――――◇編集後記4◇――――――――――◇


「龍」ちなみのニュース:その4
ササユリ


 十数年前、野生の和蘭を探しに和歌山の龍神村に行ったことがあります。
なかなか和ランが自生しているのは珍しく、よほどランに詳しくなければまず見つけることはできません。
 竜神高野スカイラインから、護摩壇山のてっぺんから土地の人しか通れない林道を走って、龍神温泉へ出るルートを探査しましたが、結局、自生ランは見つからず…。
 そのかわりに峠のはずれで「ササユリ」の群生に出会い、あまりのすばらしい香りに陶然となって、一人一株づつ土付きを持ち帰りました…。
(いまなら時効とお許しを…)
 このササユリはたった一輪なのに、三つの部屋のどこからでも馨しい香りが一週間も続き、花びらが落ちたので、根株を奈良の青少年自然の家の学芸員(嫁の同窓生)に貰ってもらったという思い出があります。
 野生(自生)のササユリは絶滅寸前と言われるほど減っているそうで、箕面の国定公園でも「見つけても採取しないよう」に呼びかけています。


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【発行者】神谷 雄高(かみや ゆうこう)

日本語教育研究所(第16期)客員研究員
日本漢字能力検定準一級(H12)認定


〔表記ルール〕
・読み方は音読みはカタカナ、訓読みはひらがなで、基本的には丸谷才一『文章讀本』
巻末の表記法に準じます。(ただし漢字からの送りは新仮名づかい)
・出典は出来るかぎり明記しますが、「慣用」使用などの場合は岩波『広辞苑4版』
旺文社『古語辞典8版』角川『新辞源〈改〉』に準じます。