もうちょっとでビザを取ってフランスにやってきてから2年になろうとしてます。
大変な思いをしてまでビザを取ってやってきたにもかかわらず
「やっぱ日本が最高」
「フランス人って・・・・・フランスって・・・・」 と思うこともしばしばあったり
それは35年も日本の土壌で育ったから仕方のないことかもしれないんだけど
ここにいる以上、やはりいいとこも見出していかないと自分自身がきつかったり、
常に不満を抱いてると自分の顔も変になりそうで
昨日の日曜日、またしても牛追いのお祭りがあるから観に行こう
とジルに誘われちょっと嫌々!?ついていくことに。
闘牛にしろ牛追いにしろいまいちそのおもしろさがわからない・・・
闘牛なんて最終的には牛は殺され、馬に引きづられてみんなの見せ物状態になって
なんとも気持ちのいいもんでもなない・・・
牛追いは、勢いよく走る牛を馬が追い、行く道を阻んで牛の勢いを止める
楽しいの???
昨日の牛追いはなんか違った。 とはいえいつもどおりの運びで牛が飛び出し
馬が追う事には変わりはなかった。
たくさんの見物客に見守られて行われる牛と馬のスペクタクル。
周りのフランス人はその回毎に 「今の馬の動きは・・・牛の動きは・・・乗り手の動きは・・」
その場にたまたま居合わせた知らない人同士で話し合う。
「きれいだったね今の動き」
「あそこであ~~やっちゃダメだね」
気を抜いてると、こっちにむかってくることも
牛の動きを見守るジル丑年。
小さな子供から大人まで同じスペクタクルで楽しむ。
すごく天気のいい午後、きれいな青空、広大な土地、牛のきれいな黒い肌、
馬に乗って風にたなびく髪に風を含んで大きく膨らむブラウス。
それを見守る楽しそうな人たち。
なんか・・・・・楽しかった。初めて 「おもしろい」 と思えた。
スペクタクルもその場の状況もあわせて楽しい。
なんか嬉しかった。
少しちかずいたような・・・・入り込めたような感覚。
なにゆえにジルが鼻息荒くも頻繁に 牛追いを観に行きたがるのかわかった
ような気もした。
徐々にですが、ここの土地にも馴染めたのかな
そんなささやかながら喜びをかみしめた週末。
成長しない人はいない、進化しないものはなのだこの歳だって(37歳)
まだまだ変わり続けるのだ もちろん、日本人ベースでね
大きく成長していただきたいフランス語、今日から学校再スタート
いってきま~~す