そこでしか釣れない魚が、そこにいる。

数年前にその存在を知り、ずっと釣ってみたいと思っていた魚「ミヤベイワナ」。
この北海道の然別湖にのみ生息。天然記念物にもしていされ保護されている魚だが近年自然再生もみられ生息数も増えてきたため「期間限定」「キャッチ・アンド・リリース限定」「ルアー・フライフィッシング限定」「1日の人数限定」で特別解禁が行われるようになった。

そのミヤベイワナに初挑戦!

事前にこのミヤベイワナを知るきっかけとなった村田基さんから直々に対策を教えていただいたりして準備をしてきた。

今回は週末だけの強行スケジュール。あさ一番に帯広入りして然別湖へ。
釣りはが出来るのは実質1日半だ。

12時頃、然別湖に到着。すこし曇ってはいるが。。。なんて綺麗な場所。

急いで用意をして受付を済ませ、ボートを漕ぎ出す。


都会の音がない。ボートが進む水の音と木々が揺れる音、ウグイスや小鳥のさえずる声。
もうこれだけで満足な気分になる。

1日目は時間もないので近場のポイントで。
砂場ワンドのかけ上がりの上にボートを止めて釣り開始。

ルアーはウォーターランド・ディープカッパー10gでスタート。
かけ上がりの浅い方から深い方へキャスト。しっかり底を取ってからリトリーブ。
かけ上がりを扇型に探っていく。
ボトムから離れすぎないように意識をして。1m以内を。。。浮きすぎたかな?とおもったら底を取り直す。

30分ほど探るが無反応。。。50m程移動する。
少し風が出てきてボートが流されるので、ボートを岸に着ける。

ルアーをディープカッパー12gへ変更。
沖へロングキャスト!
かけ上がりの中程にさしかかったころ、「クン」と小さなアタリ。。。?
反射的に合わせると、グングンと生命反応だ。
慎重にファイト~ネットイン。グリーンバックのミヤベイワナだ!
いきなり出逢えた!

小さく痩せてはいるが綺麗な魚。背中のグリーンが綺麗だ。

そして、顔つきもネィティブらしい精悍な顔つき。カッコイイ!
養殖の魚とは明らかに違う。

こいつに逢いたくて北海道まで来た。目的は果たされた。

しっかりと目に焼き付けて、そっとリリース。元気に泳いでいった。

「もう今日はこれでいいや。」とも思ったがもう少し続けよう。

今日は移動をせずこのポイントで粘ることにする。
12g前後のルアーでカラーローテーションをしながら。

けきょく2時間ほどで5匹の釣果。すべて綺麗はグリーン
バック


とくに3尾目は45cmのナイスサイズだった!

その大きさに一瞬ミヤベイワナでは無いのではと思ってしまったが。。。



45cmミヤベイワナ。背中に変なコブがあるのが残念。)


とにかく感じはつかめた。
明日が楽しみだ。

然別湖湖畔のホテルにチェックイン。
温泉と美味しい夕食を満喫♪

2日目だ。
6時から釣りスタートOKなのだが、しっかりホテルで朝食をとり
のんびりスタート。
ガツガツしないで、のんびりリゾートフィッシングを楽しむことにする。
なので7時半に現場到着。ほとんどの人が湖面に出ていっていた。

受付でかるく状況を聞いてから出発。

まずは初日に5匹を釣ったポイントへ。

ディープカッパー6gでスタート。

が、ここでは2バラシのみ。。。

気分転換にウグイス湾へ移動。が、何かが変だ。
このワンドに入ったとたんに漕いでいるオールから作る水面の泡が消えない。泡の帯がずっとボートの後方に延びていく。水が悪いのか?
ちょっとやってみたが、あの水面の泡を見てしまっては釣れる気がしないのでワンドを出る。
このワンドを出て岬の先端や沖ではオールを漕いで出た泡はすぐに消えていく。やはりこのワンドはイマイチ水が良くないみたいだ。

ワンドをでた岬でちょっとやってみると。。。

40cmのナイスフィッシュ!


曇り空でやや雨模様の天気だが、最高に綺麗な湖をボートを漕いで移動。気持ちが良い。

その後は受付でもらったポイントマップを見ながら湖を回ってみる。

各ポイントでコンスタントに、飽きない程度に釣れる。
どの魚もヒレピンで、精悍で綺麗だ。

かけ上がりの沖側のボトム付近で食ってくるのは大き目の魚が多い。
かけ上がりの上のほうや、沖の表層では小型が多い。。。という印象だ。



音更湾に到着、ディープカッパーも12gと15gがメイン。

浅い方からかけ上がり沖へキャスト。しっかりボトムを取って、巻始めたとたんにゴンッ!

寄ってきた魚はこれまでと違う魚みたいだ。サイズもイイ。
ネットインしてみると。ブラウンバックのミヤベイワナだった。
40cm。

ブラウンバックも綺麗じゃないか!

そういえばここまではグリーンしか釣れていなかった。
このポイントではなぜか釣れるのはブラウンバックばかりだ。

(良く太ったナイスコンディションのブラウンバック。40cm)


午後になり、前日と同じポイントにボートを止める。
残りも2時間ほどだ。帰りたくないな~と思いつつ竿を振る。

そろそろ引き上げていくボートも。
ここで今回の釣行ラストの35cmをキャッチして、終わりと決めリリースした。


湖を大体回ったと思うが、どこも綺麗だった。

特に音更湾と砂場ワンドは雰囲気も良くて気に入った。


受付に戻り釣果報告。
1日目13:00~2時間で5匹
2日目8:00~15:00で21匹。
アタリだけとバラシも同じくらいの回数



しばし北海道ツーリズムのかたと雑談。
とにかく本当に良い場所・美しい魚、最高だったと伝えた。

また絶対に来よう。日数も増やして。
数が釣りたいでもデカイのが釣りたいのでもなく、この湖で釣りをするために。


タックルデータ

ロッド:シマノ・ワールドシャウラ2651R-2
リール:シマノ・'10ステラC3000HGS
ライン:6lb.

ロッド:シマノ・ワールドシャウラ2701FF-2
リール:シマノ・'07ステラC3000HGS
ライン:8lb.


1日目ヒットルアー:ウォーターランド・ディープカッパー6~15g

          ウォーターランド・レンゲ10g
          シマノ・スリムスイマー12g

2日目ヒットルアー:ウォーターランド・ディープカッパー6~15g