お腹がいっぱいになると眠くなる、幸せな気分だ。いつのまにか眠ってしまう。寝ているときには意識はないから幸せだなんて思わない。食べ終わってから横になるまでのちょっとの間の幸せをかみしめているのだ。まだ口の中になにか入っているかもしれない。もぐもぐしているかな。れろれろと舌でころがしているのかな、グレープフルーツジュースでやってごらん。お腹を満足させるだけじゃなくて口いっぱいに広がる幸せ。ゴクンと飲む前に唇よりも敏感で過激な皮膚に染み込ませろ。粘膜だっけ。味気ない唾になんかなるな粘りのあるよだれになってそこで待っていろ。行列のできる前の前に並びたい。一番初めに電柱におしっこをかけた犬になりたい。迷惑をかけるつもりはなかったんです。見方によっては電柱がおしっこしている風にもみえなくはないですか?電柱と僕の掛け橋なんです。10秒も持ちませんがちゃんと伝わっているとは思います。僕のアツイ思いはきっとね。