チチ・ロドリゲスに捧ぐ -4ページ目

チチ・ロドリゲスに捧ぐ

I dedicated to "Chi-Chi" Rodríguez


継続とは力なり、とはまさにこういうことなんだろう。

オレはこのトシになって改めて
オカンから何か学んだような気がした。

まぁ、でも念のため
下の名札を確認して。。。と


あれ?


名札の名前がオカンじゃないぞ?。

おかしいな。。。

この絵のタッチはオカンなんやけどなー。
オレとしたことが、ちょっと早とちりしたか?

あ、その隣もオカンの絵っぽいな
こっちか?

いや、これも違うぞ。。。あれれ?




あっ!!!!!!!



すっかり忘れていた。

ここの絵画教室は
生徒が描き終えた後に先生が描き直す
インチキ絵画教室じゃないか。


オレはもう一度
気持ちを落ち着かせて
すべての絵をじっくりとよく見てみた。


うーん
見事なくらいどれも同じ絵だ。
ある意味ビックリ。。。というか
感動すらする。

しっかし
こんな個性のない展覧会観たことないぞ。
よくこれで苦情が出ないもんだな。


だがこうなると、オカンの絵を探すのが大変だ。
何しろ全部同じタッチの絵が勢揃いやからな。
こうなったらもう、絵など一切見ない。
見るのは名札オンリーや!


そして数十秒後
左側壁の下の方にちょこんと飾られてる
15号ぐらいのオカンの桜を無事見つけた。
苦労して見つけたオカンの絵ではあったが
今となっては正直、何の感情も湧いてこなかった。。。


オレはその絵を何枚かデジカメに納め
なんとも言えない気持ちで
美術館を後にしたのだった。


終わり。


PS. 最近オカンは、10年間続けたその絵画教室を辞めました。

辞めた理由 

“一緒に行ってた友達が辞めたから”

だそうです(小学生か)。