昨日の続きです。

布石その1

「未決は持たない。」

なにそれ?って思われるかもしれないが、これって非常に大事である。あの報告ものさえなければ今日は子供のために年休が取れたのに、というような事はないだろうか。また、報告の締め切りをすっかり忘れていて休みを取った場合、責任感がないというようなレッテルを貼られてしまう。そのような事態を避けるためには、報告ものや会議に提出する資料等は、早め早めに仕上げておくことが大事だ。私の場合、報告が必要な仕事が来たら、すぐに片づけるようにしている。まだ締め切りまで十分時間があるからなどど言って先延ばしにしていたら、結局はぎりぎりになって慌てることにもなりかねないし、なによりも急な事態の時に非常に役に立つからだ。

布石その2

「味方を作っておく。」

女の敵は女だとも言われるが、やはり頼れるのは女同士。特に子供がいる女性職員達とは良くコミュニケーションを取って、日頃からネットワークを作っておくことが大事だ。
「今日はA子さんは休んでいるんだってね。」
っていうような話題が出た場合、女性の味方が多いほどフォローしてくれる可能性が高いし、仕事だって助けてくれるときもある。女同士、持ちつ持たれつ一緒に頑張っていくのがベストだ。

布石その3

「日頃から仕事の効率を第一に仕事を進める」

 これはその1に繋がるかもしれないが、最小限の努力で最大限の仕事が出来るように、常に頭を働かせることが大切である。遅い仕事は誰だって出来る。しかも働きながら子育てもしなければいけないとなると、残業なんかしていられない。
さらにその様に仕事を進めていれば、「出来る人」と回りから認められるようになる。こうなればしめたものだ。例えば、「出来る人」と「ぱっとしない人」が同じような仕事上のミスをしたとする。「出来る人」に対しては「あの人らしくないよね。あんな出来る人でもそんなミスをするのね。」と言われるだけで済むのに対し「ぱっとしない人」に対しては「やっぱりねー。いつものことだよね。」と 言われる。これは何も働く主婦だけに限ったことではなく、他の方達にも大切なことであるが、「出来る人」とレッテルを貼られておくことは、何かと休みを貰わなければならない「働く主婦」にとっては、非常に好都合のレッテルだ。

布石その4

「保育園は職場に近いところに」

急に子供が悪くなったときに、すぐに駆け付けることが出来ればよいが、仕事の都合でそうはいかないとき、保育園の距離が短ければ短いほど移動時間が少なくて済むので、その分仕事に時間を使える。そう言う観点から見れば、家に近い保育園ではなくて職場に近い保育園を選ぶ方が良い。


 本当に、どうして女性だけこんな努力をしなくちゃいけないんだろう。男性は、家庭の事なんて何も考えずに、伸び伸びと仕事をしている人が圧倒的に多いのに。
そんなに嫌だったら仕事を辞めちゃえば?なんて、まるで道楽で仕事をしているみたいに勘違いしているおじさん連中がいるが、キャリアアップを狙っている女性達よりも、「家計」のために仕方なく仕事をしている女性の方が圧倒的に多いのだ。ご主人様のお給料だけで生活できて、奥様は家庭で家事や習い事をゆっくりしたほうが、そりゃー良いに決まっている。でも、家のローンのために、子供の学資のために、自分の老後のために働かなくちゃいけないのだ。

なんて、ちょっと熱く愚痴ってしまいましたが、次回は「家庭編」をお送りしたいと思います。

人気blogランキングに参加しています