占いは嫌いな方ではない。
毎朝、めざましテレビの今日の占いカウントダウンが始まると、ついついテレビの前で立ち止まって見入ってしまう。今日は何位かな?
また、占いと言えば女性月刊誌。必ず巻末に占いのページが載っている。ここでもいつも自分の星座をチェックする。ちなみに私の星座は水瓶座だ。

う~~ん、今月は・・・
(とある雑誌より)
金運・・・ギャンブルの大穴狙いに挑戦を。思わぬビギナーズラックに恵まれる気配。(へ~ ギャンブルの大穴狙いって、競馬かな?でも、うちらの地方には競馬も競輪もないのよね。)

恋愛運・・・スクールの講師、仕事の指導担当者に注目を。恋人は放任が○(まあ、40前の子持ちには、ほとんど関係なかったりするけど。。。 )

幸運アイテム・・・キュロットスカート(今頃あるの?)、ドライビングシューズ(って何処に売ってるの?)テンガロハット(ウルフルズのコンサート用があることはあるけど)

なんて考えながら占い読んでると、あんまり世代的にも環境的にも当てはまらない。
もしもこれが、御婦人雑誌だったらどうなんだろう?
例えば「素敵な奥さん」とか「MINE」とか。
ちょっと手元にそれ系の雑誌がないから判らないけれど(とはいっても、書店で立ち読みして占いのページを探してみたんだが、見つけることが出来なかった。)、もしかしたらこんな占いが出ているのであろうか?

金運・・・子供がよそのお宅の車に傷を付けるなど思わぬアクシデントがあって急な出費が。しかし、お茶を濁しつつ裏を探れば逃げ道があるかも。

恋愛運・・・不倫にご注意。ほんの出来心が大きなやけどになる恐れあり。

幸運アイテム・・・生きてるみそ。シマヤだしの素。ダスキンモップ。

わ~。かなり生活感滲み出てる~。こんな占いだったらあまりにも身近すぎてげんなりだね。やっぱり、婦人雑誌とはいえ、ちょっと現実的でお洒落じゃないと占いの意味がないかもしれない。

ならこういうのはどうかな?

金運・・・ちりも積もれば山となる?500円玉貯金で貯めたお金で株投資。運用吉。

恋愛運・・・ご主人にまとわりついていた怪しい行動は、すべて自分の思い過ごしと判明。夫婦仲は回復の兆し。

幸運アイテム・・・ビタミンサプリメント。ミュール。回覧板。

ちょっとは、お洒落かな?
え?あんまり変わらないって?

でも、ここで気付いた。
な~~んだ、私も占いできるじゃん。
適当に思いついたことを12星座にばらまけば、案外好評取ったりするかもしれない。
占い師 プリンセスtomobatarakiって名前入れたりして(笑)

でも、みんな薄々気付いていると思う。これらの占いが結構適当じゃないのかって。だって、山ほどある月刊誌、週刊誌、そしてテレビ番組。占いは毎日毎日巷に溢れ、どこそこに転がっている。そしてどれをとっても、同じ占いはない。こっちの占いでは1位だったのに、こっちでは最下位だわ、ってな感じでとっても適当だ。
そりゃー占い師って沢山いるんだもの。いろんな占いが出て当たり前だよって思うかもしれない。しかし、ある一つのことを占い師が占えば、根拠はないけれど70パーセントの確率で、結果が同じにならなきゃおかしいのではないのだろうか。
私だったらそう思うんだけど。。。

ではなぜ、人は占いに興味を持つのか?
多分これは、何かに頼って安心を得たいという気持ちの表れではないのかと思う。つまり占いはアドバイスだ。どうやって生きていけばよいのか?という心の迷いに対するアドバイスのようなもの。宗教のミニチュア版と考えて良いのかもしれない。だからほとんどの人は、目に付いた占いなら何でも良いのだ。

朝、カウントダウン占いを見る。そして、ちょっと仕事で失敗する。
「そういえば、今日は12位だったもの。運勢が超最悪だったのよね。」
って自分に言い訳してショックを和らげる。
またあるいは、思わぬ展開があって、とってもラッキーだったとする。
例えば懸賞が当たったとか、お昼をご馳走になったとか。
「そういえば、今日は1位だったの。だからついてるのよ。」ってこの幸運は運命で定められたものだと納得するのだ。

当たるも八卦当たらぬも八卦の占い。
本人が楽しめばそれでラッキーだ。

水瓶座の週末占い
第6位 雑用に追われて大忙し。出来ることから片付けて。

よし、今から「洗濯物たたみ」を済ませようかなっ。

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