FBで読んだ感想をちょこっとだけ書いて、そのあと少しこの作品について調べていたら、上記のレビューにたどり着きました。
先日のピアサポ祭りで話題に上がっていた、川上未映子さん著の「夏物語」
上野先生は、春に東京大学の入学式で話されたスピーチが大きな反響を呼んで「時代の人」となっていたが、ずっと上野先生は上野先生として何十年も訴えてこられていたことを話されたのだと思っています。
どうして男との生活を選ぶのか私にはわからない 結婚して(一緒に生活して)幸せそうな人に出会うだろうか、「おひとりさま」で生きていくことの自由度などを先日は話をされていた。
レビューにある、いずれも本の登場人物である遊佐と善。
私がずっと心に抱いていた気持ちを代弁してくれたのが善の言葉でした。
私は生まれてきてよかったと思ってしまったら一日たりとも生きていけない
と考えるほど、自分を否定されたことはないかもしれないけど、
先日ツイッターでみた、ミヒャエル=エンデ(同じ誕生日の神)のbotの
「人間の死とは、生涯において私が私の身体に対しておこなう破壊行為の総和なんです。しかし、この破壊行為は、そもそも私が人間として生きられる、その前提条件なのです」
という言葉とリンクして、頭をぐるぐるとしています。
幸せに生きていると思うことも、幸せと思えることはひとつもなく生きていると思うことも、どちらも真実であるし、どちらかを良し悪しで決めるものではないことだけ、わかっている。
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夏物語
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川上さんって、大阪生まれで、しかも同い年なんだなあ。
彼女と同じ時代を生きてきたんだなあとちょっと感慨深いです。