2022.3月に子宮筋腫で

腹腔鏡下子宮全摘術を
受けました。

46歳 夫と2人暮らし。

看護師をしています。

手術室で勤務していたこともあり

看護師の目線から体験したことを
つづります。


やっと待ちに待った朝がきた。

朝が来たら劇的に回復するわけでないが

やはり朝が来るとホッとする。



夜勤の看護師さんが、

顔拭き用のおしぼりを渡してくれて

顔を拭く。

あったかいおしぼりにホッとする。

歯磨きのセッティングもしてくれて

スッキリ、さっぱり。

お水もやっと飲めた。



血圧、体温などを測定し

お腹やお股の観察をして出血がない事を

確認してくれた。

朝食を半分食べたら点滴は抜きます

と伝えてくれたが、

ぐったりで食欲は全くないアセアセ



朝食の時間が来た。

ベッドをギャッジアップしてくれたが

身体の重心がお股に集中し

とんでもなく痛い泣



お股を浮かせたいが

そんな座り方はムリで

お尻を交互に半分浮かせながらの朝食。

案の定、食べる気力もなく

じゃがいものお味噌汁の汁のみ頂く。



食欲はなかったけど

このお味噌汁がすっごく美味しかった。

じゃがいもの甘さが味噌汁に溶けこんで

しみじみ美味しさを味わった。

昨日一日、絶食してたおかげか

味が濃く感じられた。



食後に内服薬が届く。

痛み止めと抗生剤、

胃薬、創部に負担をかけないよう下剤。



私が外科病棟に勤務していた時は

(ざっと10年前)

術後3日間は朝、夕の抗生剤は点滴だったが

腹腔鏡下手術のように創部も小さいと

内服薬でいいんだな〜と納得。



ロキソニンで効くのか、この痛み?

とやや不安だが、内服してみる。






10時頃、日勤の看護師さんが来て

身体を起こしてもらい

身体を拭いてパジャマに着替えさせてもらい

尿管カテーテルを抜いてくれた。

点滴は、朝食摂取量が少ないため

針は抜けなかったけど、

管の途中から外してロックしてくれた。



尿管カテーテルを抜いた後、

尿量の観察をするので

トイレ前にナースコールをするように

尿が出た後はエコーで尿が残っていないか

観察をするのでよろしく、

と伝えられた。



ほ〜、今はそんなに丁寧にしてくれるのか

と感心しながら

分かりましたと伝える。



じゃ、歩いてみましょうか、

と看護師さんに促され、一緒に歩くことに。



まず、起立してみる。

気分不良はない。

点滴台につかまって歩いてみる。

お腹も痛いせいか、

前かがみでヨロヨロとした足取り。

いつもみたいにスタスタ歩けない。


たった1日でこんなに違うのかと驚き。

歩く感覚を忘れたかのよう。

病室からトイレまでの短い距離でも

疲れた。



それにしてもお腹が痛い。

動く度に痛い。

ロキソニン、効いてるのか?



寝ても痛い。

座っても痛い。

立っても痛い。

ずっっとズンドコ痛い。



あ〜、脳内で麻薬が作れたらなぁ

と思うくらいに痛い。



そういや、幸せホルモンが出る時は

痛みが緩和されると聞いたことがある。



よし、幸せホルモンを出してみよう。

そう思って、

今までで幸せだったことや

感謝を思い出そうと試みた。



しかし、肉体の痛みの方が圧倒的に強く

幸せなことや感謝が全く浮かばない。



あ〜、もう降参するしかない。

この痛みを存分に味わうしかない泣

痛みがずっと続くわけではない。

今はこの痛みを感じるしかない。

そう諦めて大人しくベッドで過ごした。



昼食の時間が来た。

食べれないかも、と思ったが

お出汁の良い香りがするラブ

嬉しいことに

肉うどんだったラブ

大好きなうどんのおかげで

美味しく頂き、点滴を抜くことが出来た。

昼食後の内服薬も飲み、

気がついたら、

朝よりも痛みは緩和されていた。



時間が薬ですよ

とよく言っていたが

本当にその通りだった。



痛みは和らいだが

今度は排尿困難に悩まされる。




大好きなお店の抹茶パフェラブ