バタバタしてなかなか更新できなかった五月
毎日毎日、どんどん新しい変化がありました。
連休明け、さくらんぼが満開になりました。
普通の桜、ソメイヨシノなんかと違って真っ白な桜です。
しかしこのあと一週間ほど雨が続き、受粉できないんじゃないかとヤキモキすることに。
天気が悪くて寒いと、受粉用に飼っている蜜蜂(マメコバチという針のない蜂です)が活動しないのです。
そこで、雨のおさまった日を狙って、棒の先に羽をつけたもので、花をひとつひとつパタパタ、パタパタ…。
人力で延々と受粉作業を。
この羽根、オーストリッチです。
なんとまあ、こんな所でお会いするとは。
華麗に木々の間を舞いました。
そして、そうこうしている間に、二十日ごろリンゴが咲いてきました。
リンゴはつぼみはピンクですが、開くと真っ白な花が咲きます。
園内は雪が散ったように、どんどん真っ白に。
なんと美しい。
そして、美しさにひたる間も無く、大きな花ほど大きな実がなるので、小さな花やまだ咲いてないつぼみを、容赦なくブチブチむしって行きます。
世の受験戦争など、甘い甘い。立派なりんごになるには、たいへん厳しい選抜を勝ち残らなければならないのです。
やる方も大変な作業です。
ぶどうも同じです。伸びはじめた新芽から規則正しく出てきたつぼみは、もうミニチュアぶどうみたいな形をしています。
しかしこのまま全部を成らせると、栄養が行き渡らないので、これも選別して、いらないのを落としていきます。
ひと枝ひと枝、
本当に場内すべてです。
いちごハウスの中も、花が咲き、いつの間にやら受粉し、少しずついちごぽい姿が見えて来ました。
いちごは、雌しべがそのまま膨らんで、少しずついちごの形になってくるんですね。
今朝、園内で赤く色づいた第一号を見つけました。
たった三粒ですが、じんときます。
いちご狩りが始まるには、数がもっといるので、まだもう少しかかりそうです。
りんごやいちごに掛かりきりになるうち、さくらんぼもすっかり花が散り…
そして早くも、さくらんぼの実の形になってきています。
成長するって、なんて素晴らしいのだろう。
大切に育てていきたいと思います。
あっと言う間に五月も終わり。
いよいよ六月だ!
頑張ります。