こんにちは。
リトリーブサイコセラピーで
あなたが活きる道を探す
心理セラピスト 赤川智子です。
まだまだ募集中です
『 子どものこころの成長って、どんなもの？ 』
★日時 ２０１７年４月２２日（土） １３：３０～１６：３０
★場所 東京都中央区日本橋人形町
詳細はこちらのページをご覧ください。
昨日はカズ姐さんの
東京1Dayセミナーが開催されました。
今回のテーマは
オカムスに見る
親子問題の解決について
「お母さん、娘をやめていいですか？」
というNHKドラマを題材に
ドラマの人間関係を図解しながら
何がどう問題なのか？ということを
カズさんが切り込んでいきます。
共依存の関係って
誰が見てもわかりやすいものから
「それの何が問題？」って最初は
思ってしまうものまであって
奥が深いのです。
そこでお話にあったのが
実はどちらも苦しいんだってこと。
共依存というのは傍から見ると
寄り掛かる人と寄り掛かられている人の関係なので
寄り掛かられている人が苦しそうだ
というのはすぐにわかるのですが
寄り掛かっている人も実は苦しいのです。
実際のところ苦しい辛いと言って
誰かに寄りかかる人も
その人を支えなければ
自力でどうにかしようとするわけです。
人間って弱いようで強いから。
強いようで弱くもあるんですが。
でも支えてしまうから
ずっとその苦しくて辛い状態に
居続けてしまいます。
イメージしやすいように
何らか身体に症状が表れる病気を想定してみましょう。
急性で症状が出てしまい
今すぐどうにかしなきゃ！ってときは
周りからの手当てと寄り添いが必要になる。
そんなときは全力で支えていいんです。
けれど慢性になって
今すぐどうにかなるってものでもないけど、
というときは、
その症状との付き合い方だったり、
そもそも慢性になってしまう背景の生活習慣だったりを
自分でどうにかしないといけないですよね。
心でも同じことです。
例えば誰かと死別したとか
大きなトラブルに見舞われたとか
急に起こった心の危機に
寄り添ってあげることはとても大切。
心でも身体でも
急に起こった変化に対応するため
人の助けが必要なことはいくらでもあります。
それがいけない、というわけではない。
けれど
その心の痛みをあえて慢性にしてしまう
ということが起こるのです。
人から受けるお世話が気持ち良いと感じる人は
いつまでもその症状を抱え込もうとする。
その症状があることが辛いのに
それがなくなったらお世話してもらえないから
辛い状態をキープし続けるわけです。
だから人に寄りかかる人もまた
辛いんだってこともあるんです。
もちろん
辛いんだったら自分で抜け出せば？
って話なのですけど
なんだかんだで面倒見てくれる人が
傍にいたら寄りかかりたくなるのも人の常。
そんなときは心を鬼にして突き放す！
ということも必要なのですが
それが出来ない人がいます。
本人が苦しい辛いというのに付き合い、
常に心を砕いて、自分の時間を犠牲にして。
そうやって支えることにいつしか疲れて
なんで自分でどうにかしないのよ！と
怒りを抱え込んでしまう。
支えられる側の辛さと
支える側の辛さは種類が違いますが
辛いことには変わりない。
この関係の解消は
辛くて辛くてたまらない！と
先に思ったほうから始めるしかない。
とはいえ大抵は
寄り掛かられる人のほうが
寄り掛かってくる人をどうにか変えようと
するところから始まるんですが
「人は変えられない」が原則。
ではどうすれば？というと
寄り掛かられる人が
なぜ辛いと言いながら支え続けるのか？
というところに向き合っていく必要があるのですよね。
ほんとに共依存という関係は
人の心の複雑さをまざまざと見せてくれます。
共依存の解消には痛みを伴いますが
乗り越えてきた人はたくさんいます。
だから少しでも多くの人が早く気づき
セラピストの手助けを得ながら
共依存解消に向かって進めるように。
今回の1Dayセミナーは
そんな気づきがたくさん生まれた場で
あったのではないかと思います。
そんな場にいられたことに感謝です。
ご参加のみなさま、お疲れ様でした！
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