日本の伝統木造和船を作成するため、亀岡保津川を訪れていたこともある作家で日本造船技師ダグラス・ブルックスさんが、
2月27日からディズニープラスで配信されている「SHOGUN-将軍-」にダグラスさんが指導し建造した
日本和船の川舟2隻が活躍しています!
ダグラスさんは、ディズニー映画のディーン・エイラートソン監督に、小型のサムライ軍艦の艦隊を作成するために
使用した伝統的なボートの図面を提供しました。伝統的な日本和船です。
さらに、封建時代の日本を再現するために、映画製作者たちは自然が生い茂るバンクーバー島の西側の田園地帯を選び、
そこに城のある町と海岸沿いの漁村のセットを作ったのです。
「この映画で登場するのは主にサムライの小型軍艦です。」と語るダグラスさん。
もう10年前になります。伝統の川船「高瀬舟」を作成するため、ダグラスさんが保津川に来られた時、
我が家に1週間ホームステイされました。
我が家の子供たちは初めて接する外国人の客人に、最初は戸惑いながらもすぐに親しくなり、
世界の国々のこと、自分のふるさとのこと、船の造船の話しなどを、興味深く聞いていました。
そんなダグラスさんの今回の活躍に、家族で喜んでいるところです。
今、日本の伝統ある川舟は、日本人の意識・記憶から忘れされつつあり、船大工さんも後継者がいません。
本来、日本人が大切にしなければならない「伝統文化」にアメリカ人のダグラスさんや
海外の学生さんが興味を示し、継承されていく姿は嬉しくもあり、淋しくも感じています。
日本人の伝統技術を海外の技術者から教わる時代もそう遠くない予感がするビックニュースでした。