《晴明神社》
京都の陰陽師「安部晴明」を祀る「晴明神社」は京都堀川通り沿いの
昔、一条戻橋のたもとにあった晴明の屋敷跡に鎮座する神社です。
夢枕獏さんの漫画で一躍人気に火がついた陰陽師・安部晴明。
以来、知名度が上がり観光客がたくさん訪れる人気の神社で、周辺の堀川通商店街も
‘晴明神社参道商店街’と名称を変えたほど。
この晴明神社、全国的に有名になる前から京都の町衆の間では「名付けの神様」として
知られる存在で、神社名を‘せいめい’と読むことから姓名判断→‘せいめいさん’と親しく呼ばれています。
ミステリチェイサーを自認する私も、‘晴明さん’はその霊感力に一目も二目も置いています。
晴明さんでは本殿横の綺麗なおもり所の中で、神主さんが占いによる人生相談を開いておられます。
「よく当たる!」という近所の評判を聞きつけて、初めて私が晴明神社を訪れたのが今から30年も前。
「さあ、話そうか」と顔を上げて神主さんの目を見た時の衝撃は今でも忘れることはありません。
その鋭い眼孔に見据えられ背筋に悪寒が走りました。
私は今でも占いや心霊物には眉唾者も多く、すべてを信じているわけではないですが、
あの神主さんと会った時は確かに体中の五感がフルに動き出した感覚があったのです。
そして相談への判断結果は見事に的中したとだけ申しておきましょう。
またある友人が「結婚するので相性を見て欲しい」というので、
晴明さんの占いにお誘いした時のことです。
生年月日と名前を話した後、お相手の人の写真を見せて占ってもらいました。
「じっ~と」写真を睨むこと約一分。にわかに神主さんの目が見開くと同時に
「この人は男がおるで!やめなはれ」と仰ったのです。
この言葉に二人とも絶句!
「そんな事はない!」と否定する友人。
「その様に見えたのだが・・・」と神主さん。
帰りはどの様な言葉を掛けていいかわからず困りました。
そしてその結果は・・・ご想像にお任せします。
最近は陰陽師ブームのお陰で、入り口や境内地も広く立派になった晴明さん。
若い女性の観光客の姿も多く、華やかになりました。
京都に来られ、もし時間が許されるなら是非、晴明さんに占ってもらってはいかがでしょうか?
晴明さんでは人生相談を受ける手続きは一切なし。
勝手におもり所に上がり、待合室で順番を待つ人の最後列に座り、順番を待ちます。
京都で運命の切り替えが出来るかも?しれませんよ。