先祖様が一年に一回、子孫にお会いために、現世にお帰り下さる「お盆」

 

明日、京都ではご先祖様の霊をお見送りする「五山の送り火」が行われます。

 

私は生まれ育った京都市の北にある衣笠は、送り火の一つ・左大文字(大北山)のすそ野の地。

幼い頃から「五山の送り火」が身近にあったと記憶しています。

 

平安時代から北野社が祀られ、水垢離場となる紙屋川の畔で、お祓いの儀式が執り行われてきた、スピリチャルな歴史を有する町内が私の実家があったところ。

そんな地のど真ん中で私は育ちました。

 

だからなのか?幼い頃から人智では理解できない、摩訶不思議な出来事を多く体験しました。

 

お盆の時期には、何人ものご先祖様の目線が、自分の背中を注がれているのを感じることが毎年、当たり前にありました。

 

また、深夜に部屋の絨毯やたたみから、人の手で擦るような音が聞こえ、目が覚めることも度々ありました。

 

 

だから、子供の頃から大文字の送り火を見ていると、その炎の灯りに照らされて、ご先祖様が天に戻って行かれる「道」が薄っすら空に伸びていくのが見えるようにも感じていました。

 

こんなことを書くと「大丈夫?」って思われるかも知れませんね。

 

本当はもっと、いろんな体験をしているのですが、お盆ということでご先祖様の話のみに

留めておきますね。お許し下さい。

 

京都では明日、20時より「大・左大・舟形・妙・法・鳥居形」の炎の文字が

夜空を灯す五山の送り火です。

 

 

ご先祖様をしのび、心静かにお見送りしたいと思います。