以前 京都大学の研究リサーチで、バングラディシュに滞在した時の写真です。

 

バングラデシュは国土の 80%が標高 30m 以下といわれ、約3分1以上が雨季には水没し

毎年洪水被害が大きいのです。

 

ここはメグナ川支流のハオール集落。

海じゃないですよ~川です。しかもこの規模で支流なのです

雨季の波浪から集落を守る防潮壁や橋が無残にも破壊されています。

 

これらは乾季に建設されますが、増水・洪水の規模が大きく

地形自体が変化してしまうほどだからです。

集落は高台に密集して建てられますが、その土台基礎の部には川の

増水の跡がくっきり残っています。

 

集落が建つ高台にも深い遊水地が、住民自らの手作業で掘られています。

この国では、船が集落の人々の命と生活を守る大事な役割を果たしています。

 

洪水水害から未だ立ち直れない中、川とともに生きているバングラディシュの集落を

思い出しながら、営業再開の日を待ち、前を向いていきます!