大阪本町に構える老舗アパレル企業の
オンワード樫山は、
35年前母校である女子高を本町通り挟んで
目の前に本社がありました。
当時、
時代はバブルに突入する直前で、
世間は好景気の追い風が吹いていたことは、
学生ながら感じていました。
通学途中にお洒落で華やかな
女子社員さんたちを見ては、
私も高校を卒業したらソバージュパーマを
かけたり、濃い眉毛や濃い口紅をメイクしたり、肩パッドがカッチリした金ボタンが
並んだペプラムスーツにハイヒールを
カンカン鳴らして、御堂筋や本町通りを
歩きたいなぁ。と憧れました。
大阪登美丘高校ダンス部が大ヒットさせた
バブリーダンスは、数年前に
御堂筋イベントにて生で見せてもらいましたが学生は、お婆ちゃんのお下がりスーツを
着ているのだといいました。
え！？
半世紀生きていると、面白い現象に出くわす
ものだわ。と笑えます。。。。
お婆ちゃんやって。。ププッ笑
数年前住まいの港区にオンワードセンターが
出来てからは、内外から沢山のお客様が
この街にお買い物でお越し下さるように
なりました。。。。
こちらのブログには、最近何度か、
衣服にまつわるストーリーも記載していま
すが、私は10代と20代の二度、
衣服をお商品とした接客販売を経験しています。(もちろん採寸方法も生地素材もメーカーも、原価や売値も覚えています。）
以前、こちらのブログに
独身最後の一年間を
ラルフローレンSHOPのクロージングにて
アルバイトを致しました。と記載しました。
面接時に、むかし制服店で採寸や縫い子を
したこと。バブル時代の格好。などを
記憶にセルフPRしたら、レディース配属で
なく、紳士売場の紅一点に採用され
その時のおもてなし時に着ていたドレスと
名札。
カクテルドレスとイブニングドレスです。
社員割で購入しても給料がかなり飛んだ
記憶が残ります笑、、、また紳士服は、
覚える名称や工程が多くて難しかったなぁ。。
背広は、信用信頼の証ですし。。
カクテルもイブニングも準礼装で
夕刻以降に着るセミフォーマルですので、
もう今は早々、出番もありません、、笑
格式からいうとカクテルよりイブニング、
そしてフォーマルの順が正式ですが、
26歳を最後に箪笥に大事に仕舞い込んで
いました。
アメリカンスリーブやホルターネックや
深いＶネックは、(つまり肩や背中や鎖骨)
日本人なら隠す領域とお考えの方も
いますが、アメリカでは、
[お肌と衣服]は、[華麗]のセットです。
(もちろん礼拝堂などでのTPOは、
わきまえねばなりません。)
港区ファミリーセールで懐かしんで
インポートカジュアルラルフが並んでいたのを、定番の定番を久しぶりに買ってみました。これは普段に使えますから。。
30年前の定番ポロも引っ張りだしてきて、
交代で着ようかなと思います。
店長やマネージャーや社員らと毎日、
沢山沢山お接客したり、ショーウィンドウを
ディスプレイしたり、ミィーティングしたり
して、お商品を着こなしました。
お客様もワクワクしながらドアをくぐって
来られていました。
Xmasシーズンともなると、
男性社員は、タキシード。
私は、がんばって真冬に
ノースリーブ１枚ドレス。
（ですから、腰にカイロをいっぱい貼って）
攻めた演出でもって、極上パフォーマンスを
致しました。お客様は非日常空間を
喜ばれ、まるでニューヨークで
ショッピング気分を味わうかのような
雰囲気でした。
退職のとき、
結婚祝いだとスタッフ皆さんから、
ラルフローレンの食器を頂きました。
ウエッジウッド製です。
今も大事にしています。お手紙と一緒に。
