陽水ナイトも2回行い、しばらくすると、
仕事の都合で、6月ごろだったかな。東京へ長期(中期?)出張することになった。若者と二人で。
勤務地は東京駅。会社が借りてくれたマンションは王子。
京浜東北線一本でいけるが、通勤時間は満員。
でも、なかなか、床に倒れた老婆を見ることはなかった。
日曜に引っ越し、そこそこ荷物を片付けて会社に出勤。
夜は夜で、適当に飲みに出かけたり。
最初の週末。王子駅近辺の探索。どんな店があるのか?
どんな飲食店があるのか?
ぶらぶら歩いて、駅の反対側へ行くと、でかい公園が。飛鳥山公園。
知らなかったけど、桜の名所だとか。
公園をぶらぶら散歩。公園の向こう側に行っても、目新しいものはない。
逆に、ここまでくると帰るのが大変だ。
ま、だいたいこんな感じかな。と、公園を一周し終わろうとしていたとき。
ホルン(だったか、そんな感じの管楽器)を練習している人がいた。
譜面台を見ながら、「ボワァー」と音を出して。
ん!?ここは、楽器OKか?なら、ギター持ってきてやるか?
早速次の日(からだったかな?)。お昼過ぎ。
ハードケースのTakemine。
譜面台。
陽水全曲集。
カポ・ピックなどの備品。
を、揃えて、あとはちっちゃな保冷ケース。
汗を拭くタオルも忘れずに。
マンションから王子駅まで、徒歩15分。
駅前のコンビニで、ビールと酎ハイを仕入れて、保冷ケースに入れて。
駅を超えて、線路を渡り、飛鳥山公園へ。
大荷物での山登りがつらい。ちょっと歩くと、灰皿がすぐ隣にある、石のベンチを見つけた。
「よし。あそこにしよう」
荷物を降ろして、腰を下ろし、まずは汗を拭きながらビールをグビッと。
ふぅ。さっぱりする。
500ml一本開けて、一息ついたところで、ギターをケースから取り出し、チューニング。
「何やってんだろう?」
通りすがりの人の目がなんとなく気になる。
まずは、景気づけの「東へ西へ」
適度に、後ろを通る電車の音が、私の叫び声も消してくれてる(?)
さぁ、これならいけるや。次から次への陽水の弾き語り。
すると、ある子ども(3歳くらい?)が、私の方を見てじっとしてる。
陽水の歌なのに、じっと聞き入ってる。
子ども用の歌はよういしてなかったしなぁ・・・・
そしたら、とことこ寄ってきて私の隣に座った。
「弾いてみるか?」子どもの手を取って、じゃら~~~ん。
適当にキーを変えて、じゃらんじゃらんじゃらん。「え?音が変わってる?」と不思議そうなうれしそうな顔。
するとお母さんがきて、
「先日TVでギターを見て、すごく興味を持ったんです。でおもちゃのギターを買ってあげたんですけど。まさか本物のギターを見ることができるなんて」
と、お母さんもうれしそうな顔。
いっすよ。たぶん、ほぼ毎週この時間帯、ここにいますから。
それからは、帰青日を除いて、毎週飛鳥山公園へ。
お決まりの荷物もって、コンビニで飲み物調達して、発声練習は「東へ西へ」
たまに、拍手してくれるおばちゃん方。じっと聞き入っている若者。
遠くに座って、明らかに私のギターを聞いてくれているとわかるおじさん。
しばらく休んでると、こちらの方をちらちら見ながら、引き始めるとまた座って。
あ。途中からは、坂田おさむの「虹の向こうに」なんかも取り入れて、小さな子たちの集団ができたこともあった。
やかましいのが、ガキの集団。公園の池で遊んできたのか、ぬれた手のままギターに触ろうとする。
「や~め~ろ~」立ち上がり、必死で逃げ回る。
持ってきた、ポッキーを一袋上げて、あっちであそべぇ。
そんななか、東京のマイミクで、私に陽水のイロハを教えてくれた人が応援に駆けつけてくれた。えぇ。やるの?じゃぁ、やりますか。
いい加減に歌っていたのに、そこから「氷の世界」の全曲を弾きまくった。
はい。アフロも付けて(笑)
別の日には、まだ一度しかあってない、FB友も遊びに来てくれた。
7月に帰青した際に開いた第3回陽水ナイト。その時に東京から遊びに来てくれた方の一人。
FBでやり取りしているうちに、「そのうち遊びに行きます」といって。
本当に来てくれた。
いやぁ、二人ともありがとう。
仕事は9月末までのはずだった。が、諸事情により内容が変わりでも9月まではいるはずだった。
しかし。7月二度目の帰青。見事に腰を痛めてしまった。
椎間板ヘルニア。立つことも座ることもできない。とにかく動けない。
一度立ったら寝るのも一苦労。
1週間ほど安静にすれば治る。と、医者に言われたがよくなる気配がない。
聞くと、そこの医者はやぶだとか(笑)
病院を変えて、再度治療。MRIとって別の薬出してもらって、さらに1週間の療養にブロック注射。
これで、なんとか動けるようにはなった。
が、新幹線で東京までの移動。お願い。勘弁して。。。。
結局しばらくは青森通勤。
8月後半、多少良くなったところで一度上京し、荷物の引き上げ。
ちょうど週末がかかったので、「飛鳥山勝手ライブファイナル」をやって。
一緒に行った若者を残して、一人青森に帰ってきました。
また、機会があったら、飛鳥山勝手ライブやりたい(笑)