どーも☆tomoです。
GWいかがお過ごしでしょうか。
大型連休は普段あまり読めない難解な本を読めるので貴重な時間です。(=⌒▽⌒=)
プロローグ
本の読み方がわからない!
書店を賑わせる噂の読書法たち
その本を読んで、年収増えましたか?
本は最強の経営コンサルタント
人間を幸福にするメディア
第1部 技術篇
本が読めないのは頭が悪い......わけではない
著者像を具体的にイメージする----読む前の準備1
目次読みの重要性----読む前の準備2
「まえがき」を熟読する----読む前の準備3
本に線を引く----読む技術1
アウトプットをイメージする----読む技術2
読み返しの作法----読む技術3
あらゆる本を面白がる技術----読む技術4
難しい本は染み込ませる----読む技術5
「読み終える体験」を記憶する----読む技術6
読書の場を演出してみよう----読む前の準備7
本との出合い方、本の選び方----読んだあとの展開1
興味が果てしなく広がっていくDNAリーディング----読んだあとの展開2
第2部 思想篇
速く読んで得する本、速く読むと損する本
読書でお金は儲かるのか?
社長の読書 なぜわたしは古典を読むのか?
最強の勉強法、天才になれる読書
「死ぬのだって怖くなくなる」癒す読書
読書の効用 教養としての読書
極私的読書体験を明らかにする
本書で目を引いたのが次の2点
①「拝金主義的読書・速読への強迫観念からの脱却」
②DNAリーディングについて
①「拝金主義的・速読への強迫観念からの脱却」
最近増えてきた読書術の本について・・・かなり辛辣です〈笑〉
みなさんもうすうす気づいているでしょうが、こうした本には全部、過剰すぎる宣伝が含まれています。
もっとはっきりいえば、確信的なウソが入り込んでいます。
その本を読んで、年収増えましたか?
「年収が10倍になる」といった本を読んで、実際に年収が10倍になった人がいますか?
〈中略〉
まあ、その本の著者だけは実際に年収が10倍になっているかもしれませんけれども。
特に、P120からの「読書でお金は儲かるか」の項は興味深いです。
本田直之さんのレバレッジリーディングが出版されてから、質の低い類似書が出てきていることについて・・・
こうした本にすべて共通しているのは、本に書いてることをすべて仕事に活かさなければ、お金を生まなければ、何の意味もないという考え方です。
本によって、お金が生まれればそれに越したことはありませんし、たしかに読み方次第で、本はお金を生む「打出の小槌」となります。
しかし、お金を生むためだけの読書を考えていて、お金を生むことができるとは思えません。
本というのは、本来は金融と、無縁であったのに、両者を無理矢理に結びつけたのが、
こうしたベストセラー群です。
確かに、こういう本増えてきた気がします。
過去に「楽して○○稼ぐ!」とか「何もしなくて大金持ち」的な本が大量に出版された時期がありました。
2年前位からはそれが読書術に移行。
「1時間で10冊読める!」とか「年間○千冊読んだ読書術」とか〈笑〉
本当か?とつい疑ってしまうような大げさな表現も目立ちます。
個人的には、「そんなに数を競ってどうするんだ?」と思ってしまいます。( ̄▽+ ̄*)
②DNAリーディングについて
この方法はこの本の中で一番の収穫でした。
本書で紹介されている例を挙げると、
マルクス「資本論」→ダーウィン「種の起源」→マルサス「人口論」
稲盛和夫→松下幸之助→渋沢栄一→石田梅岩
文学でも・・・
太宰治・松本清張→芥川龍之介→志賀直哉→夏目漱石
さらに漱石が愛読していた外国文学へ・・・
自己啓発でも、変源流をたどっていくと、ナポレオン・ヒルやA・カーネギー・さらに遡ってジェームズ・アレン・・・と繋がっていきます。
作品の背景にある作品まできちんと読んでおくと、さ作品と作品との見取り図ができます。
いま自分が読んでいる本、著者、考え方の源流はどのあたりにあるのか知っていたほうがその作品についての理解度は格段に深まります。
読んでいる本を完全にものにしたいときの方法論として、時間軸と空間軸で追いかけてみることで、メッセージの理解度は格段に深まり、その本は完全にあなたのものとなるでしょう。
【おわりに】
本書を読み終わって伝わってきたのは、一条さんの本に対する愛情です。
辛辣ながらも的を得たた主張。
行き過ぎた速読ブームに対する警告。
なんでもかんでも速読しようとする傾向に疑問を提起しています。
本の中でも古典については速読ではなく、ゆっくり何度も読むべきだとも。
少し過激な表現も含まれていますが、真理を鋭く突いています。
最後に本書の中で引用されている平野啓一郎さんの「本の読み方」からの1節を。
「本を速く読まなければならない理由は何もない。」速く読もうと思えば、速く読めるような内容の薄い本へと自然と手が伸びがちである。その反対に、ゆっくり読むことを心がけていれば、時間をかけるにふさわしい、手応えのある本を好むようになるだろう。」


