ジャン・マルク・ボワイヨ ピュリニー・モンラッシェ07 | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

TODA 4000


淡いイエロー粘性はやや強め?

レモン、グレープフルーツ、アプリコット、ミネラル、トースト、バニラ、白い花、蜜、胡椒

ほどけた果実味がとろりとした柔らかい口当たりを生んでいる。
その雰囲気、口いっぱいに広がる香り、上質なアルコールから甘さを予感させるが、やはりしっかり辛口。ミネラルや酸が引き締めて、後半まで伸びる。
リリース当時細かい針のような刺激を生んだ酸もだいぶ角が取れ丸みを帯びて果実味に寄り添っている・・・がまだまだ溶け込む余地がある。その一体感がさらに増すと思われる。
またミネラルも豊かで口当たり、そして余韻にまで長く感じられる。
余韻も酸を中心に複雑で長く続く。


熟成を感じる複雑で繊細な香り。
リリース当時の張り詰めた緊張感はなくなったが、輪郭をしっかり残しハリを失わない。エキスの塊のようなトロリとした液体。
勿論小柄ではあるが理想的な状態、バランス!
口に含んでから喉に落ちるまでキレイに通っていく。


軽い熟成を経たブルゴーニュの白ワインの香りが出ている。
コルクの香りを嗅いだ時点で期待が高まっていたが、やはり素晴らしい香り!
思わずにやけてしまう。
これ以上だと好き嫌いが分かれてきそう。あと数年が自分のベストだろう。


なんと素晴らしいワイン!!
最後の一本をあけてしまった後悔とこの状態の白ワインに出会えたことへの喜びが同居している。



数年前に開けたワインだが二年でここまで変わるとは思ってもいなかった。




二日目
樽が非常に上品に溶け込んでいる。
グレープフルーツのような果実の香り、ミネラル、そこに自然にバランスよく馴染む樽。
素晴らしいバランス。
小瓶に移していたので大瓶のままだといってしまってそうですが、初日より美味しいですね。
香り味わいのまとまり。特に後半から余韻までの流れが非常に良くなっている。