AFグロ シャンボール・ミュジニー06 | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

カーブ・ド・リラックス4600







ルビー。エッジにはややオレンジが入り始めている。


フランボワーズ、イチゴ、チョコレート、ミネラル、鉄、肉

可愛らしい小さな赤い果実。自然な香り、樽が強すぎる訳ではないが、最初は果実の香りは閉じていて樽に隠れぎみ。開いてくるとバランスも取れてくる。
ミネラルもよく感じられる。

小柄ながらも果実味はまとまっておりボディを作っている。アタックから自然な優しい甘味が広がる。この果実味がいい。後半には角がとれ始めた酸味が伸びるが、酸はやや弱いか。
ややタニックで時間が経つと重さがでてくる。溶けるにはまだ時間がかかりそう。



全体的に柔らかく淡い印象。悪く言うならやや集中力に欠けるぼんやりしたワイン。
この優しさが06らしい。
特に酸が柔らかくそこが締まらない一番の要因だと思う。果実味は柔らかくまとまっており悪くないだけに。
またタンニンの重さも後半で浮いてくる。今ひとつバランスが良くない。一夏セラーから溢れ地下で保存したので状態がわるかったのかなー。 
作り自体は樽も上品だし無茶な作りをしているわけでもないし好印象。前回のリッシュブール同様キレイなラインを感じられる。
08や10の一級くらいが良さを十二分に表しているのかも。
フレッシュなうちに飲んだ方が美味しかったかな。





[二日目]
全体のバランスは大きく変わっていないが、ややまとまってきた印象。
香りは特に果実の香りが前面にでて心地よい。軽く熟成を感じさせる赤い果実の香り。それに花、ミネラル。
ボディはタンニンが硬くボディを作っている。
余韻がやや硬く粗い。



[三日目]
果実味がよく出ている。初日の印象とだいぶ違う。香りは落ち着いてしまっているが、味わいのまとまりはいい感じ。
口当たりはやや粗いが、果実味がより前にでてタンニンとのバランスが良くなっている。
ミネラルと酸が上品な印象を与えている。
余韻は本当に良くなっている、正直昨日は飲むのがキツイレベルだったけどw
タンニンの鋭さがギリギリ果実味とバランスをとっている。
果実味のハリがいい感じだなー。
やはり香りにも味にも、軽やかさを感じるのがニュイのワインらしくていいですね。