アミオ・セルヴェル シャンボール・ミュジニー06 | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

友人からのプレゼント


暗い、深いルビー。
赤というより紫でブルゴーニュにしては暗く深い。
足も長い。


チェリー、フランボワーズ、チョコ、コーヒー、ミネラル、バラ、後半からヨード


樽をしっかり感じるが変に浮いてはいない。
香りでは一瞬、ユベール・リニエやデュガを思い出す。
時間が経つと赤系果実がキレイに前面へと出てくる。華やかで密。
開くと香りが恐ろしく華やか。


(後半・熟成からくる要素も見えてくる)
角はとれている。凝縮した果実。硬くはなく果実のやわらかさが中心。張り詰めた感じや硬さはない。
へんな甘さなどはなく、果実の旨みを感じる。逆に酸が予想以上にしっかりしている。タンニンは若々しく豊かでまだ粗い。
中盤から伸びて後半まできれいに残る。余韻も酸が最後までくるので、香りや飲み口の印象に反して余韻がキレイ。
余韻はとても長い。上記の通り酸が長いが、旨みも心地よく残る
タンニンはまだ粗い。
後半開いてくると酸が一気に出てくる、細い酸で、柔らかいボディを締めている。
印象が大きく変わってくる。
素直に飲んでいて美味しいんだけど。もうちょっと一体感があるといい。要素がちぐはぐでやや一体感にかける。
また、意外と熟成感がでているので飲み頃だったと思う。


答えがわかっていてのコメントなので後出しだけど・・・
この上に向かっていく華やかさな香りはシャンボール・ミュジニーやヴォーヌ・ロマネっぽいのかもしれない。酸もシャープで気品がある。
ボーヌの重心が低くどうしても野暮ったさが残る味と違うところはここだと思う。


リピートする味ではないがこの香りの華やかさはずっと浸って居たくなる。
いいタイミングで開けたのかも。
長期的にみるとイメージが難しい。
タンニンは硬くはないんだが豊か、果実味が追いつかないで先にぬけてしまいそうではある。
特に後半は熟成から来る香りも感じられるのであまり長くはないのかな? とも思う。
例えば、フーリエなんかは優しい味わいでそこまで大きなワインではないけど、要素がキレイにまとまっていて一体感がある。そのままゆっくりと紐解かれていく様子が思い浮かぶ。




◇三日目
酸が前面に出てきている。
やはりボディの柔らかさが目に付くので少し頼りない、緊張感に欠ける雰囲気ではあるが、酸が引き締めている。
香りも赤系果実がメイン。
余韻には鉄っぽいタンニンが。
各々の要素は面白いんだけどやっぱりちょっとチグハグ。
香りも結構独特なんだよな。どういう要因でこの香りになるのか結構きになる。