グラスで。
最初にナッツ系、バニラの樽の香り、がすっと感じられ、その後は蜜の乗った果実の香りがメイン。白胡椒、ミネラル。
口に含むと球形を描く。
しっかりとした果実味、ミネラル。
キュッと詰まった密度のある柑橘系の味わい。
酸は繊細ながら味わいを引き締め後半まで伸びる。
ほろ苦さも結構感じる。マセラシオンが長いとか、梗ごとってことなんだろうか?
余韻も非常に長い。
果実味中心のバランス。口に含むと甘さと錯覚するような果実味を感じる。ボディはしっかりしている。ビッグヴィンテージということか。
ただそんな中でも、酸とがしっかりとした支えミネラルも豊かなところにブルゴーニュらしさも感じる。
外交的で非常に美味しいがだぶつくことはなく高級な白ワインであるとは思う。
いっぽうで。やはりブルゴーニュにおいてはGCと1erの差は大きいと感じる。
コント・ラフォンのようなGCレベルのワインを造る生産者もいるが。やはり一握り。
そして09というワインを考えてみる。
果実味中心ながらも繊細な酸も乗った味わいではあるが。リリースしたてでこれというのがすごい。
極端なはなし07のリリースしたてなんて酸が味わいの中心で非常にシャープで厳格な味わいだった。GCでも。
その中で凝縮度を上げてしなやかなワインになっていた。
熟成した白を飲んだ経験が少ないのでポテンシャルははかれないが……。要素の細やかさなどは09の方が多くなりそうなイメージはある。
ただ。美味しさと考えた場合中途半端な気がしないでもない。
正直先日飲んだ08のラモネのブードリオットのほうが心に響く味わいであった。
09白はもう少し色々と飲んでみて判断した方が良さそうかもしれない。