フィリップ・コラン シャサーニュ・モンラッシェ 1er レ・ショーメ | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

カーヴ・ド・リラックス 
5000


澄んだ淡いイエロー。エッジ、足などは中庸。


ミネラル石灰、フレッシュなフルーツ、桃、洋ナシ、グレープフルーツ、バター、ナッツ、トースト

集中力のある香り。
ミネラルがすっと入ってくる。しっかりした酸をもったフレッシュなフルーツの香り。柑橘系とか。イメージで唾液が出る系w
甘いというよりはやっぱり酸の香りか。
香りはいいブルゴーニュブランの要素をしっかり抑えてる。
樽は最初浮いていたが、すぐに馴染んだ。


ミネラルを中心とした口当たり。
果実の凝縮もそうだが、濡れたいしの様な、ミネラルによる舌に張り付く感じが中心。塩味もやや感じる。
しっかりしたコクがあるが、透明感がありまったくしつこくない。美しい口当たり。
酸が独特で味わいの中心。アフターには酸が伸びている。
豊かな酸で。口いっぱいに広がる。
穏やかに長く伸びる。
フィニッシュにはほろ苦さと酸が残る。
苦味がやや強いように感じるが、バランスの許容内。


冷蔵庫で冷やしていたんですが、温度は上がってきたほうが美味しいかな。
厚みがあるし旨みが際立つ。後半酸とやや雑味もたってくるけど。
せっかく飲み応えのあるワインだし。


柔らかさ、暖かさ、享楽、とは逆です。
全体の印象としては、ミネラルと酸により締まった豊かな果実味。
ただ、それぞれの主張が強くてまとまりにかける感じはある。
「でかい」というよりは「密」「鋭利」という硬くとんがった味。
華やかさを求めると違うかも。

青いフルーツを頬張っているような感覚。
締まってます。シリアスな味わい。
5000円。キャッチーな味ではないので万人受けしなそうだが、ブルゴーニュ白が好きならそれぞれの要素の高さは楽しめるはず。
ビュイソン・バトーよりはるかに美味しいw





【 二日目 】
美味しいですねー。まとまってきました。
香りは果実の香りが前面に。たるも軽く、馴染んでます。
非常に集中力のある香り、グレープフルーツのような甘酸っぱい香りがいい。
味はやはり太くて豊かな厚い酸がアタックからアフターまで主張します。
とはいえ、果実味とミネラルからのコクもしっかりしているのでバランスが崩れるほどではない。
石灰系のミネラルが非常に心地よく、フィニッシュからアフターにかけて舌をふわりとつつむ。







シャサーニュは飲みやすいというか優しいみたいな話をきくけど、個人的にはピュリニーの方がはるかに飲みやすいイメージを持っている。

シャサーニュは一つ一つの要素が浮いていてそれぞれがしっかり主張している。
酸も刺さるような強さ、ミネラルも石を舐めるような厚さ、果実味も厚い。

一方、ピュリニーは上品にまとまっている。
特に酸の繊細さ、キレイさは際立っていると思う。

ムルソーは優しくてピュアなものが多い。わかりやすいブル白。
シャサーニュの対極だろうか。


これはそういう意味ではすごく自分のシャサーニュのイメージに合致する。



ピュリニーは。ソゼとか、ルイ・カリヨンとか。
とにかくキレイで上品でまとまっているんだよ。うん。
ムルソーも割りと似た印象。