アルベール グリヴォ ムルソー1er レ・ペリエール 07 | ひざまずいてのんでます

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日々飲んだワインの自分用メモ 最近はイタリアに傾倒気味

虎ノ門 カーヴ ド リラックス 
5600


 ひざまずいて飲んでます!

早いとは思うのですけどね……07は割りと早くても飲めるし。
クロ・デ・ペリエールに隠れがちではありますが。この値段で買えるんだからお買い得だと思う。


輝きのあるイエロー。ディスクや足を見て粘性を感じられる。


ミネラル、桃、蜜の乗ったリンゴ、グレープフルーツ、シロップ漬けの洋ナシ、蜜、バター、軽くナッツ、


まず鼻を抜けるのは豊かなミネラル。
そして果実の香りがピュアに伝わってくる……非常にキレイ。
樽は一級にしては驚くほど控えめな上に、馴染んでいて浮いた様子はない。
ミネラルは石のような感じではなく豊かに丸みを帯びた様子。
スワリングすると、一気に果実の香りが広がる、シロップ漬けの果実の甘い香り。
しかし、その中にも酸っぱさをを残しているが素晴らしい。
香りだけでこのワインのキレイさが伝わってくる。


非常に芳醇。
凝縮した果実、塩味を感じさせるほどのミネラルもあり厚くしっかりしたコク。
酸は若く芯がしっかりしていてしなやか。ボリュームがある。
果実の旨みをしっかり感じられる。
余韻はミネラルと酸を中心に長く続く。


とにかく。
非常にきれい。ピュア。
しっかりとまとまっている。
1級をこの若さで開けるんだからどうせ要素がバラバラだと思っていたんだけど。
いい方向に予想を裏切られたね。
抜栓直後、しっかり冷やした状態でこの味わい。
これからどう変化するか楽しみ。


少し上がってきても酸がしっかりしている分だれない。
このくらいが一番おいしいかも。



すごくいい白ワイン。
ブルゴーニュ・ブラン。かくあるべし。とそう思える、果実の味わいを生かした美しい造り。
ミクルスキーのプルミエを思い出した。
あとはルイ・カリヨン。これが一番似てるかなー。村名だけど。
やっぱり、こちらの方がボリューム感あるけど。
05村名と同じ感じ。
アンリ・ボワイヨのムルソーは力強すぎる。




ミネラルの表情が面白かった。
モーゼルやシャブリのそれとは明らかに違う。
こんな表現聞いたことないのであってるかわからないが、自分なりにあらわすなら『ふくよかなミネラル』
丸みがあり豊か。「雨の後の小石」「ぬれた石」とかなのか?

モーゼルならワインの中に石が入っているような味わい。
シャブリやシャンパーニュはまさに石灰。

こういうところはピュリニーもそうかな。
ムルソーっぽさがわかってきたかも。ブルゴーニュで一番飲んでるからなw
別に特段好きでもないんだが安いからな。
ムルソーはキレイでふくよか。
ピュリニーは酸の繊細さがすごい。どうしてなのか。絹糸という例えを考えた人はすごい感性だと思う。






2日目
素晴らしい!
開いたというんでしょうか?

蜜、ミネラル、バター、ローストしたリンゴ。

香りに真っ先に広がる蜜のニュアンス。非常に香りに密度を感じます。
そして、酸を感じさせる香り、ミネラル。いいですね……。
樽も昨日より感じられます。それがリッチさをだしていて、やっと一級らしくなってきました!

味わいもいいです。口いっぱいに蜜を含んでいるような味わい。なんですが、ミネラルや酸がしっかりしているためキレがいい。アルコールもあり後味はドライ。
キレイな酸、ミネラル、果実の旨みが残り余韻は心地よい。
酸は豊か。ふくよか。

コク。口当たりがなめらか、球体という表現はこれだろう。
ミネラル果実の凝縮、がしっかりしているからだろう。
酸もすばらしいがやや立っているのでそれが熟成を経れば美しい一体感を見せると思う。


いやーーー。旨い。
これは旨い。ヴィラージュじゃこのレベルはないね。
機会会ったら間違いなく買い足す。





4日目
昨日は飲まなかったので」4日目に突入してしまいました。
ほんの少し。やや酸とアルコールがたってきた感じはありますが、香りも蜜やバターのニュアンスが前面にでてきていいですね。
ミネラルの豊かさも相変わらずですし。
あとは熟成した白に感じられるあの香り……なんというかわからないあれw
がではじめてますね。
相変わらずきれいなワインです。酸も芯があり繊細でいいです。

いいワインでした。


総合的に。
派手さ、いかにもパワフル! リッチさ。そういうものを求めるなら違うかも。
正直地味だしw
いいワインだとは思うけど。
ブルゴーニュブランを知るという意味ではすごくいいワインだと思う。