本日もくらもちふさこ作品を読み返しております
くらもちふさこさんのマンガを初めて読んだのは「アンコールが3回」でした
他の漫画家とは違う独特のタッチで衝撃を受けました。ストーリーもキャラクターも映画のようで、絵で見せるという芸術的感覚に驚きました
アンコールが3回(『別冊マーガレット』4月号~86年3月号)
あまりにもセンスが良すぎて、今見ても色褪せず、むしろオシャレ✨✨不破くんの大人の色気、主人公のヨーコのあんなにわがままなのに素直さがなんて魅力的
ラストのシーン何度読み返しても鳥肌と涙が止まりません。
全体的にくらもち作品は、夢みがちな少女漫画ではなく、どこにでもいる普通の主人公が読み手が共感できるちょっとした心理描写でゆっくりと展開していくストーリーが多く、その主人公達の素直な心理描写に胸が熱くなります
やはりどの作品も一コマ一コマを見せるような描き方で芸術的
いろはにこんぺいと(『別冊マーガレット』9月号~1983年4月号)
とにかく大好き「天然コケッコー」
1996年 「天然コケッコー」で第20回講談社漫画賞を受賞。
右田そよの住んでいる田舎にある小さな村に、東京からの転校生大沢くんがやってきます。おしゃれで垢抜けた大沢くんに、村の子供達はなんとか気に入られようと色々努力そんなそよと大沢くんはケンカしながらも付き合うことに
とにかく絵がオシャレでオシャレでコマ割りもついに余白がない形に。
読み返すたびにそよとさっちゃんとスイカのシーンは涙が止まりません
誰でも共感できる、微妙な心理描写を本当に素敵に描いています。胸が熱くなるシーンがたくさん本当にセンスがすごい
大ベテランのくらもちふさこ先生
「ガラスの仮面」の作者美内すずえ先生のアシスタントを経ており、かなり漫画に対して厳しい経験を積まれたそうです。
大ベテランなのに、いまだに作風が新鮮でオシャレで感覚が古びれるどころか第一線のオシャレマンガ何度も言いますが、本当にスゴイ
登場人物たちのセリフが心に残ります。
主人公そよの素直な心理描写には、心がギュッとなります
大沢くんのお母さんに自分だけ会っていないそよ。こんなに素直に言えるだろうか?
登場人物はどこにでもいそうなキャラクター。
何気ない日常生活を舞台にどうしてこんなに魅力溢れるキャラを生み出せるのか⁉️
くらもちふさこ先生恐ろしいほどのセンスを感じます
ちなみに妹さんは漫画家さんの倉持知子さんです。
今回も読んで下さってありがとうございます❤️