想いが強すぎて後編です
ジョージ朝倉先生の衝撃作品「溺れるナイフ」
溺れるナイフ(2004年 - 2013年、別冊フレンド)
どう捉えていいかわかりませんとにかく丸一日は放心状態になり、余韻という素敵な言葉ではなく何を考えたらいいかわからない虚無感でいっぱいでした
ただこれしかなかったんだとハッピーエンドと捉え納得しました。絵柄はもはや誰の絵かわからなく、主人公の夏目の運命的な出会いのコウちゃんは、美しくなり過ぎて、後半ではポーの一族のエドガーか風と木の詩のジルベールにしか見えないほどでした。
色気も魅力も抜群ですが繊細になりすぎて寂しい~っていうか、絵がうまくなりすぎてガッカリです(笑)
ジョージ先生のあの大胆な個性的な絵柄が好きでした。そうはいっても引き込まれる世界観が半端ない壮大で繊細なストーリー
少女漫画王道の絶対的なヒーローコウちゃんの魅力が神がかっております。わたくしかなりのいい大人ですが、小学生のコウちゃんの傲慢さと色気にウットリでした(笑)
「ハッピー・エンド」という自伝的な描きおろし作品を発表し、その後のジョージ先生は、「溺れるナイフ」・「ピース・オブ・ケイク」も映画化にもなり大活躍。
映画化された「溺れるナイフ」は、小松菜奈ちゃんと菅田将暉くんという恐ろしくピッタリなキャスティングで、ほぼ原作と同じイメージでとても良かったです。2人とも美し過ぎました
ジョージ朝倉先生は、Zipperやスピリッツ、フィールヤングなどファッション誌や青年誌など活躍の場を広げ、オシャレなパンチのあるマンガ描きつづけております。
「平凡ポンチ」などは、もはや凡人の私には理解のできることのない世界観。少女マンガの感覚にはめ込んではいけないはわかっているのですが、だかしかし、なんせやはり私は、少女漫画としての衝撃受けた初期のパンチあるロマンティックでイカれたジョージ朝倉先生が大好きです!!
平凡ポンチ(2003年 - 2006年 小学館)
しかしやはり読み返すのは「バラが咲いた」
後半も読んで下さってありがとうございます