主人公が可愛く、女の子が憧れる全てがてんこ盛りの「あいつがヒーロー」が大好きでした✨
1970年代〜80年代初期。八頭身でフリルの似合う王子様のようなヒーローばかりの少女漫画界。
1981年、なかよしデラックスに連載の「あいつがヒーロー」。
風見竜の男子漫画のような荒々しいのに筋が通った男らしさがカッコ良すぎて、小学生ながらに目が釘付けでした
剣道部の乱暴で野蛮な「風見竜」、理想の王子様「小田切一人」、竜の親友「宇佐美ジョー」。思い描くステキなヒーローが一気に集結。そして男の色気にオドロキ、あさぎり夕先生の大ファンとなりました
主人公「麻生若菜」は、理想の素敵な王子様が現れるのを夢見ている泣き虫な女の子。野蛮でぶっきらぼうだけど優しく仲間思いの風見竜に惹かれていく。たった2巻に少女漫画の全てが詰まった作品。こんなステキなメンズ達いないだろ〜キャラもストーリーも完璧すぎ〜
あさぎり夕先生は、1976年、第12回なかよし・少女フレンド新人漫画賞に入賞。「なかよし」に『光めざして飛んでいけ』を掲載し、デビュー。
「なかよし」妖精組曲 1978年12月号掲載
初期の作品は、妖精など幻想的なお話や胸が締め付けられるような切ない作品が多く、しばらく余韻が残るものなどたくさん。心に残るものが多く、今でも時々思い出します。
1987年 『なな色マジック』で、第11回講談社漫画賞を受賞後、「ミンミン」や「コンなパニック」などコメディ的な子供っぽい内容になり、大人になってきた私は子供っぽく感じ、「なかよし」を卒業しました。
しばらくあさぎり夕先生のマンガは見てなかったのですが、「朝霧夕」のペンネームでBLマンガを描いてると知り、あまりの驚きに腰を抜かしましたが、デビュー前からBLマンガを描いていたそうで、当時は受け入れられなかったというエピソードを見て納得し、改めてステキな男性達を描きたかったんだなと感じました
私が「なかよし マンガスクール」に投稿していた時、小さい賞に入りマンガ家の先生たちに指導してもらうことができました。そこであさぎり夕先生にサインをもらいました