宝ジェンヌを目指している娘✨

高校は舞台芸術専攻の学校へ進学しました


宝塚を受験するのには4回のチャンスがあります

受験スクールの先生方は(ブログなどを読むと)4回しかないチャンスを逃してはいけない、と

書かれていますが😱💦


私は、以前からブログで書いている通り

自分の娘には高校生活を楽しんで欲しい

と思ってます

3年間、勉強とレッスンそして、友達や仲間と色々な経験をして、一般教養、世間での常識や思いやりを身につけてから

自分の夢の舞台の世界に入って欲しいと思っています


昨年、宝塚では悲しい、腹立たしい事件がありました😢

その為、今年の受験者数は過去最低だったそうです

娘は今年初めてのチャンスでしたが

宝塚は受験しませんでした


受験しなかった理由は


①娘はまだまだ背が低く、今宝塚受験の為に無理なダイエットをしたり、睡眠時間を削りたくなかったから


②もともと、高校卒業後に合格出来るのがベストだと思っていたから


③今、宝塚受験する気がなかったので、声楽も習っていないから


④高校受験や入学金などの為、金銭的な余裕がないから


などなどです

去年の宝塚の事件で言われていた、

厳しい上下関係などは、元々知っていましたし

私やお姑さんがいた劇団も、同じ様に(朝ドラであったように)昔から上下関係は厳しく、舞台人になるにはレッスンだけでなく、厳しい生活は当たり前の事で

それを、臨機応変にこなせないと

多人数が関わるプロの舞台は常に危険がともないます


例えば

①時間に厳しい→1秒でも舞台に出遅れると、その場面が台無しになる

②行動は素早く→早替わり(着替え)が遅いと出遅れる

③身だしなみ→キッチリと衣装や髪飾りやアクセサリーがついてないと、踊っていると落ちる事がある

舞台に物を落とすとお客様はそれが気になり舞台が台無しになり、それ(羽やスパンコールなど)を踏んで転倒する事もあります

④集団行動→一糸乱れず踊るラインダンスは、弾む練習からそれはそれは大変で💦

全員が同じリズムで高く弾み、高く足を上げる、陸上長距離を(ほんの少し)していた私でも口が血の味がするほど呼吸が苦しく大変でした、笑顔を作ると言うより口を大きく開けないと呼吸が出来ません😱💦


そして、実は踊り終わった後が大変、

楽屋の自分の化粧前まで、全速力で走って帰らないといけません、一人でも途中でスピードや走るリズムを乱すと、後からハケてきた同期からドミノ倒しで転びます😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱

大事故です💦

フィナーレに大勢の下級生が膝から血を流し🩸打撲して腫れた顔で作り笑顔でパレードしてたら恐ろしい事に😱💦


ラインダンスを踊り終わった後は

集中して真っ暗な舞台袖を高いヒールの

足音をたてずに細い廊下を真っ直ぐ並んで全速力で同じ速さで駆け抜ける

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この技が出来るのは、学校時代から並んで同じ歩幅で足音を立てずに歩く学校生活をした者にしか出来ない技術です

⑤下級生の同期は統一 →今の時代、個性や多様性を認めるのがあたり前ですが

舞台では主役と脇役とバックダンサーがハッキリしないと、誰が主役かわからない😅お客様も混乱します

だから、下級生(バックダンサー)は同じ衣装で同じ髪型アクセサリーです

自分だけ目立ちたいからと髪飾りの位置を変えると、変に悪目立ちします

華のある人、技芸の優れている人は同じカッコをしていても光ます

みんな同じ衣装で同じ振り付けで統一された中でも、輝いている人が抜擢されて役を頂き、特別なお衣装や個性的な髪型が出来るようになるのです


長々と熱く書いてしまいましたが😅

舞台人とは、今の時代に合わないかも知れませんが、とてもとても厳しい世界です

今の、甘い甘い娘には到底無理な世界


娘の今のクラスには、受験スクールに通い

最終試験まで残った人達もいます

娘も中学時代では身長も平均まで伸びましたが、今のクラスではおチビさんです



でも、少しずつですが

娘も変わってきました

今は早起きして、1日でも早く通学や友達に慣れる様に頑張ってます

明日は、声楽教室の体験レッスンに行きます

どんな高校生活になるか

親は焦らず、一歩下がって

見守ろうと思います


来年からは、宝塚受験に挑戦する予定ですが、受験スクールには行きません

高校3年生にかけたいと思います

お金もないしね😅