先週のトライスターの復活回は本当に濃厚な30分間で、かえでちゃんとユリカ様が邂逅する序盤で早くも泣いてしまったアイカツおじさんです。
ソレイユが全国ツアーへと旅立ってから、スターライトには新入生が入り、交換留学生が来て、と少しずつあかり世代へと風向きが変わってきました。
ただ、ステージする場としてはユニットカップが最大値だったのかな?という気も。
オフ回が多かったし、ツアーから帰ってきたソレイユがスターライト学園祭を発案したときも、正直回収できるのかな?という感覚が頭をもたげました。
まだその時にはルミナスは結成されていなかったわけで、二人組のユニットの方がダンディバをはじめ市民権を得ていましたから。
ひなきちゃんの真面目で優しくて、でも周りを見れすぎてしまって、自信がなかなか持てなくて。そんな内面を時間かけて描いてくれて新条ひなきがまたさらに好きになりました。
そしてスターライト学園祭は、ぽわぷり回、バニラチリペッパー回、そして前述のトライスター回。
ノスタルジアをくすぐりつつ、前回のトライスターとぽわぷり回のしおんちゃんについての描写は1,2シーズン+映画からまた一つ進めた素晴らしい内容でした。
そして、スターライト学園祭も最終日。
ルミナスとソレイユが登場です。
【以下ネタバレあります】
学園祭の合間にひたすら練習を(トランポリンを)する姿が一ヶ月に渡って映されていたルミナスの3人。
ユニットアピールの完成度を高めるべく彼女たちは跳んでいました。
結果から言うと、学園祭の1位はソレイユ。2位はルミナス。3位がトライスター。
この順位に対しての反応は色んなところで出てると思うから言わないでおきます。
前述したように、学園祭の3人組ユニットの描きこみはなかなか濃厚でした。
役者活動を優先してこれまでのイベントになかなか参加できなかったしおんちゃんの初CGをベースに、ドリアカも中継参戦したぽわプリ回。
ひなきちゃんがルミナスに入って、弾き出された珠璃ちゃん…をフィーチャーしたわけではないけども、まどか、凛の面倒見ながら、時に支えられて、のバニラチリペッパー回。正直この回は曲含めて残り物感が拭えなくて、ドレスのパートを引きずりすぎたかな。
そして、かえでちゃんとユリカ様の再会から美月さんを説き伏せてのトライスター回。何か達観した感のある美月さんが綺麗なほどに、「不自然で理不尽な解散の仕方をした」トライスターの復活をまとめてくれました。
かえユリの素晴らしさについては話すと長くなるので割愛します。
こうやって各回1ユニットずつ描写していたのでてっきりルミナスとソレイユについても1話ずつ割いてくれると思ってました。
それが極論すれば2つのステージと結果発表だけです。これじゃあそりゃ尺が足りないわけです。
ソレイユに至っては最後にポッと出てきて最高のダイヤモンドハッピーを歌って、当然のように1位を掠め取っていったわけです。
結果発表でいちごちゃんが話したコメントはとってもいい内容だっただけに、これだけじゃノスタルジーと125話の回収とソレイユがソレイユである喜びの再確認としては物足りないのです。
あおいちゃんなんて「穏やかじゃない」しか言わなくて残念でした。「穏やかじゃない」はハイテンションでバーッと喋り倒す姐さんがあってこそ生きると思うのです。
でも、多分一番気の毒だったのはルミナス、特にあかりちゃんでしょう。
3期終盤は自身にスポットが当たることがほとんどないまま学園祭を迎え、特訓に臨むあかりちゃんは結果を出さなくては、という悲壮感ばかりが漂っていました。
125話でスターライトクイーンになるといちごちゃんに宣言し、その前の映画でも私のところまで上っておいでといちごちゃんに諭されたあかりちゃん。
その割に彼女が頑張って殻を破る回はほとんどなくて、1年生やユニットカップ、留学生の喧騒の中で立ち位置だけが上がっていくっていう視聴者が少し置いてきぼりを食らう描写でした。
落ち込むひなきちゃんや明るいまどかちゃん、ネタキャラに近いここねちゃんや珠璃ちゃんを見守る保護者的なあかりちゃん。
弱さを見せずに、いつもニコニコしてる一方で、誰にも甘えることができなかったのかな?という点が不憫でなりません。
主役として上に登らなきゃいけない。でもいちごちゃんのように破天荒な部分が描かれるわけではない。
それはあかりちゃんが普通の女の子である証拠なのかもしれないけど、僕は普通の女の子の普通の努力や普通の弱さをもっと見たかったです。
スターライト学園祭を終えた夜、体育館の前でうつむくあかりちゃんの前にスミレちゃんとひなきちゃんが現れます。
あかりちゃんは声を絞り出しました。
「苦しかったのに…」
「苦しかったのに……!」
「でも…でも!」
「全部素敵だ‼︎‼︎」
これにはグッときました。
苦しかった、とは学園祭に向けた特訓にかかったものなのか。それとも3期全体を通してのものなのか。
もし後者なのだとしたら、アイカツ製作側からのあかりちゃんに対する一つの労いと言えるかもしれません。
だから僕はそう捉えることにしたし、1、2期キャラから新キャラへの転換を迎え、いちごちゃんに比べて明らかに露出に欠けたあかりちゃんの3期は本当に苦しかったけど最後に少しだけ救われたかなと思うことにしました。
珠璃ちゃんを含めたメインの四人が、ひなき←→珠璃以外ではみんな⚫︎⚫︎ちゃんで呼んでいたあかりジェネレーション。
最後に呼び捨てでお互いを呼ぶようになったら少しはよそよそしさも消えるかなと思ったけどね。たらればですね。
次回が3期最終回で、ルミナスがいよいよツアーにいくのかな?
ソレイユに1話割いて全国巡りや現在の3人の絆を見たかっただけに…こんなあっさりといちご世代とさよならするのは悲しいですね。正直。
長文駄文、読んでくださった人…グラシアス、つまりありがとうございました。
※画像はアイカツ!ミュージックアワード連動アプリからです。151話とは関係ありません。