毎朝、「めざましテレビ」を見ているのだけれど、
紙兎ロペとめざましじゃんけんを終えると4chの「ZIP」にスイッチ。
マジンガーZIPを見る。しばらく前まではガッチャマンがやっていた。
たまに、元・サッカー日本代表の前園真聖が敵に捕まる。
前園本人が本人役で出てくる。おもしろい。
その後、朝ご飯食べて「あまちゃん」を見る。
再来週から「あまちゃん・東京編」になるという。じぇじぇっ。
8時過ぎに家を出て会社へ向かう。
余裕を持って家を出るので各駅停車でゆっくりと、本を読みながら。
日比谷線「築地駅」でいつも外国人観光客と出会す。
彼らは決まってガイドブックの地図を広げて築地市場の方向を探している。
たまにおしえてあげることもある。
真夏の暑い炎天下の朝とかはおしえてあげる。
わざわざ乗り換えの面倒な地下鉄に乗って築地市場へ向かう外国人観光客というのは、
辛抱強く忍耐強く、ときに家族連れもあるけれど、
そこまでして築地市場にある日本文化へ触れようと立ち向かう人たちというのは、
本当に日本(文化)が好きで、触れたくて、10時間以上のフライトでやって来ているわけで、
日本人の僕としては少し誇らしげに思う。
そんな辛抱強い人たちにときに親切にしてあげることは、
遠くから日本を訪れてくれてありがとうという感謝の気持ちもある。
でも彼らはいつも、ひとりではなく、たいてい3人だったり家族4人だったりするし、
彼らは彼らなりにわいわい話しながら、「築地市場はどっちなんだろうね~」みたいなかんじで
どこか楽しげなので、
彼らの楽しみを奪ってはいけないと思ってあまりこちらから声を掛けることはない。
僕はひとりで旅をすることも多かった。
大きな仕事を終えて、その後2週間ばかりは暇になったりすると、
朝、新宿の代理店へ行って、翌日の飛行機のチケットとホテルを予約して旅へ出る。
友人と何度かロンドンを訪れている間に街に慣れて、
その後ひとりでも行くようになったのだ。
仕事がいつ暇になるかなんて予想がなかなかつかないので、友人を誘うこともできず、
まぁしょうがないからひとりで行くかってかんじだ。
とはいえ、一人旅というのはあまり面白くない。
ロングフライトもただ一人、ぼうっと映画観たり本を読んだり。
あとはとにかく寝るようにしている。
飛行機がロシアを通過し、コペンハゲンあたりで南へと舵を切る。
ヒースロー空港へ着陸する寸前、機体が高度を下げてテムズ川や赤い屋根が見え始めると心が躍る。
たまにテムズ川に近い場所にあるサッカー場が見えることもある。
飛行機の座席から解放され入国審査を終えたあたりで興奮は最高潮に達する。
「やっとここへ帰ってきた」という嬉しさだ。
以前は、往復のチケットだけ買って空港のツーリストインフォでその日に泊まるホテルを探した。
でも割高なのだ。あまりに高くて、翌日、町中にあるH.I.S.でホテルを探した。
個人旅行だと空港からホテルまで行くのも面倒だ。
駅からホテルへガラガラと荷物を引っ張っていると後ろから視線を感じた。
二人組が着いてくる。
サウスケンジントンの町中で、いかにもこの辺慣れてますって感じでスーパーへ寄ったり、
本屋で立ち読みしたり…しながらホテルへ行くのも面倒だ。
それ以来、エアーとホテルがセットになり空港への送迎付きのフリープランのチケットを買うようになった。
さて、一人旅の寂しさつまらなさとは如何に。
話し相手がいない寂しさだ。
昼間はまだいい。好きな街をさんざん歩き、サッカー屋や本屋やギャラリーを見て歩く。
夕方になると近くのパブ(居酒屋)へ行き、
何パイントかのビールをのんで近くの席にいる誰かと話す。
街にあるパブで飲むこともあるし、ホテルにパブがある場合は、
駅近のパブで少し飲んだ後に
ホテルにあるパブでさんざん飲む。
都合のいいことに、パブにあるテレビやスクリーンでは、
スポーツニュースやフットボールの試合が映し出される。
そんなわけで、「サッカー(フットボール)」をきっかけに初めて会った人たちと話し始める。
イタリアでもドイツでも、いつもそうだった。そんなかんじで飲み始めて飲み過ぎる。
サウスケンジントンのPOSTHOUSEというホテルにあるパブで飲んでるときもそうだった。
FAカップの試合を観ながら盛り上がり、かなり飲んでみんなハイになっていた。
話し相手の3人組と騒いでいるうちに、クラブへ行こうぜって話になった。
彼は駅で僕の分の切符を買ってくれて、彼について行くと電車はテムズ川を越えた。
駅から近いクラブへ着くと、入場待ちの客がごったがえしていた。
天井も高く大きな小屋。彼がビールを持って来てくれた。
大音量で互いに話しをできない中でも僕はそれなりに楽しんだ。
しばらく経ち、そろそろ帰った方がいいかなとも思って彼に伝えた。
彼は仲間のひとりを僕に紹介して、
彼の友だちが僕の泊まるホテルの近くで暮らしているということで、
彼の友だちといっしょにサウスケンジントンまで乗った。
次の日の夜。僕はまた泊まっているホテルのパブへ行った。
前日に仲良くなった友人と会えるかなと思って。
でも会えなかった。
その後しばらくそのホテルに滞在していたけれど、
残念ながら僕らが会う機会はなかった。
東京へ帰ってきてから彼からもらったアドレスにメールした。
僕はそんなに英語が得意なわけでもなく、その場凌ぎの会話でも英語だけれど、
彼にお世話になったこと、楽しかった夜のこと、フットボールのことを書いた。
そして返事が届いた。
彼は僕たちが飲んで馬鹿騒ぎした翌日の朝に僕が滞在しているホテルに来たとのこと。
レセプションで僕が泊まる部屋のナンバーと僕の名前を伝えたのだけれど
レセプションの係の人は取り扱ってくれなかったとのこと。
彼は彼で、またカズと馬鹿騒ぎしようぜと、楽しく飲もうぜと思ってくれていた。
彼は日本文化に対して何かしらのオリエンタリズムを感じているらしくて、
それもあって、僕に対して興味を持ってくれていたし、
僕はホテルのパブで、テーブルにあったナプキンに彼の横文字の名前を、
彼の名前に似合う感じに当てはめて書いてあげた。
彼のファーストネームは東アジアにゆかりのある名前で、ターシャという。
僕はナプキンに万年筆で、「多謝」と書いた。
多くの思い遣りを感じる彼にはうってつけの漢字の並び。
旅をするなら、やはりふたりがいい。
どれだけ仲がいいかとか親密だとかは置いて。
非日常の旅の中で互いに仲良くなることもあるし違うこともあってしかり。
一人旅は寂しさもあるけれど、得ることも時になる。
帰ってきて気がつくのだけれど、
「まぁよくやったよな」ってくらいの達成感だろう。
知らない国を訪れても、そこにサッカーの文化があるのであれば、
それが会話のキーワードになり、馬鹿騒ぎするくらいの大酒を飲む機会へと発展する。
飛行機とホテル代の他に数万円くらいの飲み代は必要だけれど。
五里霧中。
もやもやしている時にあっても、何かしらの光はどこかに予測できる。
そのきっかけはきっと、自分の好きなことの中から繋がっている。
でわでわっ。。。。