子どもの日に。 | 蹴球七日。

蹴球七日。

東京ヴェルディ応援し、AWAYゲームへも駆けつけ、暇な時にはスケボーに乗っているブログです。

昨日ランドへ行く途中、京王よみうりランド側から坂を上り
ヴェルディの練習場へと走ったのだけれど、午前10時前で駐車場は満杯だった。
遊園地入り口脇にシェーキーズができていてびっくり。
まぁそんなことはどうでもいい。

お昼前だったろうか。クラブハウス入り口から見える、
クラブハウス前の芝生の練習場にクルマが駐められていた。
どうやら遊園地の駐車場が満杯となり、
何を考えたか芝生の練習場が急遽、駐車場へとジョブチェンジ。

ラグビーチームの練習場になった時も悲しかったが、
高校サッカー部の練習場になった時も悲しかったが、
臨時駐車場となった日には、ただ笑うしかない。

練習場の持ち主であり大家でもある、よみうりランドにしてみれば、
ヴェルディに貸すより日銭の稼げる駐車場にする方を選択したわけだ。
まぁ、ちょっとした屈辱だ。
でもまぁ、これが現実であるわけだし、しょうがない。。。

昨日、ユースの試合を見ていて何人か気になる選手がいた。
「こいつらが成長して、10年後にはトップチームの柱になって欲しい」と思った。
カメラを持って行かなかったことを後悔した。しっかり残しておきたかった。


試合の合間だったか、友人とこのクラブのアホなところを語り合った。
よくあるクラブへの不平不満爆発エンジョイ大会だ。
互いに疑問や不信感を語りながら情報を共有するわけだ。

トップとユースでカテゴリーの違いはあるけれど、同じ戦闘服を着る兵士達。
ユースの選手たちのチームへの忠誠心。
全ての選手たちが勝つためにボールを奪い、その数メートル先にはスペースへ走る選手。
彼らひとり一人の表情が、トップチームの飯尾や巻が見せる表情にだぶって見えた。
崖の上からトップチームの選手数名と三浦監督も試合の様子を眺めている。
きっと今年もユースからトップへ選手が上がるだろう。嬉しい事だ。

友人との会話がある地点で落ち着いた。
クラブの中にアホがいるね…と。

ユースから上がって力をつけはじめた選手たちを易々と放出してしまう。
広島カープでも、育てた選手を易々と手放すなんて愚業はしない。
3年後、5年後、10年後。必ず彼らはチームの柱となり顔となり、
ファンやサポーターが愛して止まない選手へとなり花を咲かせる。

選手もファンも根付かない原因のひとつでもあると思うし、
スポンサーを獲得するためにも良い印象は生まないだろう。
目先のJ1昇格もスポンサー獲得のためには大切だろうが、
5年後10年後のクラブのためにも、考えることはあるだろう。

2002年、日韓共催で行われたワールドカップの年に、
クラブハウスの会議室でフロントの方と話す機会があった。
海外クラブを視察し、ヴェルディに取り入れたい制度など意見を求められた。
「10年後のヴェルディの為に何ができるか?」という課題で長く話した。
ヨーロッパのクラブを見て歩いた彼と僕の間で意見が一致したのは、
「クラブはファンやサポーターのものだ」という結論だった。
応援し後押しするファンやサポーターがあって初めてクラブは存在し、
応援する人たちのためにチームは勝利を獲得し、サポーターも同じ目標を持ち
共に勝利のために戦うという構図。
その関係があって、付加価値が生まれスポンサーの獲得へと結びつける。
今となっては理想的な未来予想図を語り合っていたのかもしれないけれど、
シンプルに考えれば原点はそこにある。

クラブの経営が変わり、今もその方がクラブに残れているかはわからないけれど、
そんな気持ちを持った職員もいた。
互いにもう一度、10数年前の約束を思い出したい。
あの時に、「10年後の為にやるしかないですね」と語り合ったことを。

時が過ぎて、この10年で何が出来たか。
僕はただ練習場へ通い、毎日の練習風景を知らせていたくらい。
ゴール裏でカメラを構えていたくらい。
2005年のシーズンでJ2へ堕ち、目の前から数多くの主力選手が去り、
その時の悔しさをバネに、火に油を注いでいただけだ。

当時ランドで、ゴール裏で知り合ったティーンエイジャーたち。
若いサポーターが札幌まで遠征すると聞いて、
周りの大人達にお願いしてカンパ集めてひとり遠征するやつの後押ししたり、
ヨシカズに、「あいつカネないから向こうで札幌ラーメン食べさせてくれ」と頼んだり、
ロケバス借りて、行きたい若いヤツらの負担を軽くして僕らが面倒みたり。
僕や周りの大人たちは、これから育つ若いサポーターたちの後押しをした。
僕一人の力ではなく、周りの協力を得てみんなで育てた。

ティーンエイジャーだった彼らは5年10年経ち、
今はゴール裏で声を枯らしながらコールし飛び跳ねている。
ユースサポーターたちはトップサポーターへと成長した。


あの時の彼らの顔を見て、
きっと自分も同い年のころなら同じような表情をしてたんだろうなって思うと、
ただただ微力ながらも、若い彼らの気持ちを育てたかった。
僕はヴェルディの選手たちには何も出来ないけれど、
周りにいる少年達のヴェルディを愛する気持ちをいつまでも繋げていて欲しかっただけ。

まぁいつか、彼ら先輩にうちの息子がお世話になるわけだし。


東京ヴェルディを愛するサポーターは世代を超えて育っている。
受け皿はちゃんとある。
この受け皿をどう受け止めてクラブがどう変わるのか。

10数年前にフロントの方と語り合ったこと。
「10年後のヴェルディのために何ができるのか」。

微力ではあるけれど、僅かながらもクラブの後押しができたのかもしれないなとも思う。

これからの東京ヴェルディの5年後、10年後。
きっと若い彼らが考えていると思う。

東京ヴェルディというクラブには愛すべき選手たちがたくさんいて、
周りにはたくさん、クラブを想う人たちがいる。
考え方は人それぞれあるけれど、誰もが皆思うことは、
このクラブが愛する人たちにとって愛されるクラブになってくれることだ。


でわでわっ。。。