ほぼひと月前、2月1日の映画の日に『哀れなるものたち』を鑑賞

お正月に映画館に行った時、廊下にあったポスター?垂れ幕?がなんだか妙な描写で、気になったので、鑑賞しました。
それに、よく行く映画館三館で、しかも同じ時期に同時に上映される映画って珍しく、それも気になった要因のひとつです。





結局は、垂れ幕のあった劇場じゃない所で(上映時間のしっくりくる所を選択)鑑賞。



この映画館、上矢印光の通路(勝手に呼んでます)を通り抜けていくスクリーンは、座席数もゆったり目で良いかも〜〜




チラシにも表われているように、

とても奇妙な映画でした。


シュール的なSFロマンティック・コメディー


と、どこかに書かれていたのを見ました。






上矢印下矢印写真は全てネットより拝借お願い












以下、鑑賞・備忘録のネタバレ下矢印








上矢印この衣装じゃないけど、冒頭、主人公・ベラが橋の欄干より身を投げ出すシーンから始まります…。

が、色のコントラストとといい義理チョコカメラの回し方といいカチンコ音楽といいむらさき音符

インパクトのある始まり方です。




その次が更なる映像

下矢印天才外科医がイタイを引き上げ、連れて帰り、お腹の中の赤ちゃんの脳を、イタイの脳と入れ換える手術シーン…には、目を少し背けてしまった私汗うさぎ




ただ茫然とみていただけじゃ、その後のベラの行動がよくわからなく、手術によって『奇人』になったのか!?と思った私は理解不足でした赤ちゃん泣き

そう、カラダは女性だけど、脳ミソは生まれたての赤子赤ちゃんぴえん

その後、日々歩くのも食べる事も喋る事も、全ての成長が超速いびっくりマーク しかも、それが見事な演技力キラキラ


そんな中、天才外科医は助手を迎え、彼女の成長記録をする事を課します。

天才外科医はそんな彼女を屋敷内に隠して育ててます。が、好奇心旺盛なベラは外への憧れが強烈に芽生え出します。





助手はベラの成長記録をとる中、密かに恋します。 そこで彼女の婚約者にならないかとの提案。

婚約するにあたっての誓約書作成を弁護士に依頼すると、その弁護士が契約内容の女性とはいかなる人なのかに興味を持ち、誘惑します。

外の世界への好奇心大のベラは、天才外科医に駆け落ちすると伝え、弁護士と共に旅に出るのです。





旅に出て早々は、そこはR18+の世界笑





カラダは大人でも、行動や判断能力はまだまだ幼児・子供なベラ

全ての感情・発言が子供の素直さなんですが、それを理解できたのは見終わってからで、みてる最中は「なんて奇行なんだろう」でした。











コトが終わって、弁護士が寝てる間に、一人で外出ランニング






そこでも奇行に走り…

弁護士は地上にいるよりもと考えはてなマーク船に乗りますはてなマーク








船の上での精神的成長が著しく…





友達になった婦人に、難しい哲学書を借りて読み始めます






弁護士が船上カジノで儲けた大枚を、

寝てる隙にこれまた奇行に走り(停泊中にそこから見える貧しい人たちにあげなきゃ!と、大枚全てを持ち出しあげに行こうとすると、出航なので僕達が渡しておくとう水兵に預けてしまい)

無一文になった弁護士たちは、次の停泊地で降ろされてしまいます。


ホテルを探すと一旦離れたベラ…





ホテルと思い、マダムとチグハグな会話をして入った先は…


娼館。


嘆く弁護士に、少々愛想が尽きたベラは、天才外科医が駆け落ち前に、何か有ればとお金を服に縫い付けてもらってたものを差し出し『貴方はこれで帰国して』と、別れを告げます。



そしてベラはしばらく娼館で過ごします。



時をおいて、天才外科医の余命も少なくなってき、助手は彼女を探しあて、戻るように説得。






戻ると衰弱した天才外科医

(画像は、駆け落ち前だったかも〜)



哀しきかな、最期を迎え、

そして、(弁護士の密告で)表われた、元旦那?



此方中々のツワモノ。

なんだかんだ揉めて、ひょんな事でベラと同じような状態になり、助手に頼んで此方も脳の入替手術。

いゃーーー、意外なモノに変身です。






冒頭で触れた


シュール的な、まさにそうでしたビックリマーク

SF、私の中では捉え間違いをしていたかも。

 (サイエンス・フィクションの略なんですね)

ロマンチック、色んな方のを描いてましたドキドキ

コメディ、奇行さがコメディにみえる


ほんと、そんな映画でした。




色遣いというか、映像は美しかったし、

ベラの衣装は兎に角、凄かったラブ


さっき調べてみると、

スコットランドの作家さんのゴシック小説の映画化なんですって本

1992年の作品だとか。


哀れなるものたち。。。

たち、というだけあって、きっとそれぞれが哀れなるもの、なんだろうな。


久々にみた、強烈な映画でした。