VISION

映画『VISION』鑑賞

奈良が舞台だから…

河瀬直美監督だから…

そして、なんたってジュリエット・ビノシュが出てるから…

何とか時間工面しての鑑賞デス

山が一番綺麗な頃合いを、

素晴らしいカメラワークでの撮影

風の音・樹々の音・水、雨の音・鳥の囀り

トンネルの暗さ・部屋の暗さ・焚き木…

目でも耳でも、五感を研ぎ澄まされる、そんな映画でした

演技達者な役者さん達が、

言葉数少なくとも、

表情や仕草で語る、

何とも言えない美しい映画でした🎬

永瀬正敏くんの関西弁？奈良弁？が凄く板についてて、何の違和感なく聞き取れたのが、逆に可笑しかったな

夏木マリさん、演技が素晴らし過ぎデス

ピナ・バウシュを彷彿させるようなダンスには目を奪われ、ガン見でした

監督の奈良愛が、小道具にまであらわれてて、画面の隅から隅まで目が離せません

久々にジュリエット・ビノシュを堪能出来たって感じかな

何せ『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』『ポンヌフの恋人』世代ですので（笑）

『VISION』は『ショコラ』みたいだな…と、ふと思った私デス

私の中では、イザベラ・アジャーニの次に好きな仏女優なのです