今年も残すところあと3か月となり、秋の気配が色濃くなってきました。

 

 

 

●10/6(日) 京都2R ロイヤルウィル(▲橋木太希) 芝1400m 5着

前走はスローな展開に助けられて上位に残れましたが、距離を短縮し、開幕週で明らかに前有利となれば、先手を取れるかどうかがカギになりそうでした。パドックでは、1番で前に馬がいないため、おそらく立ち止まって膠着などしないようにでしょうか、最初の2周くらいは村山師がロイヤルウィルの数m前を歩いて誘導していました。装鞍所など私たちが見えないところでも、いろいろと気性的の悪さを出しているんでしょうね。ただ、前走のように立ち上がったりする素振りはまったく見せず、落ち着いた雰囲気で周回はできていました。周回を終えたパドックでは騎手を乗せずに、馬場入り直前に橋木騎手が乗って、すぐさま返し馬に入っていきました。スタートはそれほど速くなかったものの、二の脚でハナを奪い切りました。その後、入りの3ハロンは34.1秒とゆったりとしたペースで流して、直線に入るところまではハナを譲りませんでした。しかし、開幕週ということもあり、他馬の仕掛けも早く、残り2ハロンのところで後続馬に飲み込まれてしまいました。それでも、そのままズルズル後退するわけでもなく、最後まで粘って何とか掲示板に載ることができました。上がりの3ハロンは35.8秒かかっていますので、勝ち負けになるにはまだまだですね。距離は短いほうが良さそうですが、血統的にもダートは大丈夫そうなので、さまざまなレースを選択肢にしてほしいですね。

 

 

 

次週は、ロードの出資馬・ロードガレリアが、土曜の京都でデビュー予定です。残念ながら、仕事で現地には行けませんが、ここまでの経過は順調に来ていますので、頑張ってほしいです。

 

 

 

そして、週末の衝撃ニュースは、プレリュードシチーの屈腱炎発症でした。菊花賞の2週前登録があるので、それに先んじて速報として、回避理由を公表したようです。そのため、「再起に向けて治療に専念する」とは書いてあるものの、どの程度の損傷なのかが発表されていません。ヴェローナシチーの場合は、かなり厳しい損傷率で、一昔前なら諦めなければならなかったものを、最先端の手術と治療、リハビリで何とか復帰を果たせましたが、再発をしてしまいました。損傷率が軽度であれば、格上挑戦をガンガンやる先生でもないですから、復帰して競走生活を続けられる可能性は高くなると思っています。ここまで来て、クラシック出走断念は残念でならないですが、また元気な姿を競馬場で見せてほしいと思います。