久しぶりに勝利することができました。

 

 

 

●5/17(金) 大井10R グランツシチー(澤田龍哉)ダ1400m 7着

得意の1400m戦に戻って、巻き返しができるかどうかという1戦でした。ところが、どうもこの日の馬場は、先行馬に有利なようで、パドックでも「今日は前と内だよなぁ…」という馬券オヤジの呟きが聞こえてきました。好位で控えて直線勝負に賭けたいグランツにとっては不向きな馬場のようでした。そのこともあってか、騎手はいつもよりやや前へと促していきながら、直線まで運んできました。しかし、やはり前は止まらず、前目に付けた分、グランツの伸びもイマイチで7着でした。展開がハマりまらなかったとはいえ、最後の伸びの欠き方は、年齢のせいもあるように思えて仕方がありません。年齢の割には元気…と陣営は言うものの、ひたひたと加齢による衰えが見えてきたようにも感じるレースとなりました。すぐに退厩するというまでではないものの、そろそろ引き時を考えはじめなければならないのかもしれません。

 

 

 

●5/19(日) 新潟2R フィオライア(丸山元気)芝1200m 1着

デビュー戦後の骨折で、半年以上の休養明けのレースでした。3歳の前半という、一番成長する時期を休養に当てなければならなかったことで、順調に成長してきた馬たちとの力量差が縮まっていないか、追い抜かされていないかが心配でした。パドックで久しぶりに見た姿は、悪くは見えませんでしたが、物見が多く、集中していない雰囲気が感じられました。馬場入場後も、騎手を煩わすような荒振りが見え、出遅れたりしないかなどの不安もありました。心配していたスタートは難なくこなし、ハナに立つかと思われましたが、内からハナを主張する馬もいたため、2番手で競馬を進めました。向正面は特に問題ないように見えましたが、コーナーは顔が明らかに外を向いている状態で回ってきていました。春の新潟開催は最終日ということで、直線は馬場の真ん中を使いたかったのかもしれませんが、相変わらず顔が外(スタンド側)を向く「欽ちゃん走り」になりそうだったので、丸山騎手は内ラチを頼らせる形で目一杯追って来ました。馬場の良い馬場の真ん中を伸びてきた差し馬が迫りますが、何とか逃げ粘って優勝できました。ダービーが終わると、戦国未勝利戦が始まり、芝の短距離戦は出走すら難しいこともあり、梅雨時で馬場が悪化する可能性も高いので、ここで1つ勝てたのは大きいです。口向きの悪さや気性面で課題もありそうなので、その辺りはこれからジックリ修正していってもらえればいいかなと思います。次は古馬との混合戦になると思いますが、頑張ってほしいですね。

 

 

 

これで3歳馬は3頭が勝ち上がり、未勝利馬はケープアグラスのみとなりました。これまで勝ち上がった馬(出資馬のみ)の母は、ソムニアシチー(プレリュードシチー)、ラフィネシチー(マーベリックシチー)、フルールシチー(フィオライア)と、すべてかつての出資馬でした。この3歳世代は友駿牝系の当たり年になりましたね。今年の夏は友駿の牧場見学ツアーに参加する予定なので、かつて出資していた牝馬の仔にも注目しておきたいと思います。