としか言いようのない巻き込まれ事故でした。

 

 

 

●5/4(土) 京都11R プレリュードシチー(幸英明) 芝2200m 15着

病休明けからの復帰戦で、いきなり重賞だと敷居が高いかと思いましたが、輸送の不安を考えれば、ここが順当なところでした。問題は休んでいる間の、他の馬たちとの成長の差です。昨秋の時点では実力上位でしたが、今年に入って体調を崩してしまい、冬~春の間にトレーニングしていない分が、どれだけ堪えているかを測るレースでもありました。パドックでは、これまで以上に入れ込みを見せていたので、久々の分、レース前の消耗は大きかったようです。レースでは、スッと先団に付こうとしたところで、アクシデントが発生しました。ハナを主張した馬が外にヨレれしまったために、それを回避しようとした馬にぶつけられてコースの中央付近まで飛ばされてしまいました。

そこから立て直して、2番手で競馬をすすめていきましたが、もともとテンションが高かったところに、ぶつけられた影響もあって、力んで先行してしまったと思われます。久々の実戦で息がもつか心配だったところで、そんなレースになってしまいましたから、4角から手応えが怪しくなり、最後は騎手も無理をしませんでした。最下位の入線となりましたが、最後は追うのを止めていたので、仕方がないでしょう。体調も万全でないところに、精神的なダメージを追ってしまった可能性があるので、本当に残念なレースとなってしまいました。レース後、脚元含めて無事であればいいと思います。寒さで体調を崩した馬だけに、夏場の暑さで体調を崩さないか心配ではあります。それがなければ、夏競馬で古馬との混合戦が始まり、斤量の恩恵もありますから、そちらを目標にしてもらえればと思っています。京都2歳Sが3着だったなら、1勝クラスで出走できるのですが、賞金加算してしまったために、2勝クラスへの出走となります。スンナリはいかないとは思いますが、何とか秋までにもうひと成長が見たいものです。

 

 

 

もう1頭出走予定だったフィオライアは、外傷を負ってしまったために、出走取消となりました。幸い軽症のようで、新潟最終週を目指すようです。こちらも骨折でトレーニングできない期間が長くなってしまいましたから、昨秋と比べての力関係はわかりませんが、何とか勝ち上がってほしいですね。