そんなことを痛感した３日間の競馬でした。
●11/2(木) 大井6R グランツシチー（本橋孝太） ダ1400ｍ 5着
前走勝利から、ちょっとだけ組が上がった１戦でした。いきなりメンバーが強くなったわけではないので、何とか好勝負を…と期待はしていました。しかし、スタートで後手を踏み、後方からの競馬となってしまい、直線で外に出して追うものの、前が止まらず掲示板の末席に入るのが精一杯でした。極端にスタートが悪い馬ではないので、スタート後に不利があったのでしょうか。残念ながら地方競馬ではパトロールビデオが公開されていないのでわかりません。不利がないのだとしたら、本橋騎手よりは前走の吉原騎手の方がうまかったということですよね。地方のクラス編成は馬の力差が少ない分、騎手の力量が問われる割合が多いと言われますが、まさにそれを実感したレースでした。大井は砂の入れ替えもあり、どうも前に行かないと勝負にならない感じでしたので、この出遅れは致命的でした。そうそう、今回はなぜかシャドーロールを着けていたのですが、あれ必要ですかね。見た目にはそれほど悪癖が出てきたようには思えないのですが…。いずれにしても次走に期待するしかありません。
●11/3(祝) 門別8R インテンスシチー（石川倭） ダ1200ｍ 1着
南関東のよくわからないルールで、他場で１戦こなさねばならず、北海道へ転厩しました。しかし、脚部不安もあって、ここまで出走が伸びてしまいました。北海道は冬になると競馬開催自体がなくなりますから、ギリギリセーフといったところでしょうか。北海道のＣ１クラスなら、中央のダートで未勝利を勝ちそびれたインテンスであれば、そこそこの競馬はしてくれるだろうとは思いましたが、危なげない逃げ切り勝ちを収めました。これで晴れて船橋へと転厩となりますが、今度は新たにナイター競馬という環境の変化もありますので、これに早く順応してほしいと思います。今後の成長も見込めますので、地方で長く活躍できることを願っています。
●11/4(土) 東京3R プレリュードシチー（Ｊ．モレイラ） 芝2000 1着
京都のレースは少頭数で強力な馬がいるということで、急遽、東京競馬に矛先を変え、鞍上に「マジックマン」モレイラを起用するという、ちょっと友駿HCでは考えられない展開での出走を迎えました。ただ先週の東京の芝コースが高速馬場だったのが一抹の不安でした。パドックでは相変わらず、厩務員さんにもたれかかる、アブを気にして尻尾をバシバシ振っているなど、レースに集中できないんじゃないかという不安を増幅させるような動きしか見えませんでした。まあ前走も騎手が乗ってコースに出れば、多少は落ち着いたので、今回も同じなら何とかなるとは思いました。レースは外枠ということもあり、無理にハナを主張することもなく、好位で競馬を進めました。馬群がばらけていたので内目の位置で回れたのは良かったのかもしれません。しかし、直線に入ると後続馬が早めに仕掛けてきたせいで、前が塞がり進路がありませんでした。何とか狭いところを、他馬とぶつかりながらこじ開けて、先頭へ躍り出ると、そのまま後続を振り切ってゴールしました。日本人騎手だったら、ここまで強引には割って来ないだろうなと思えましたので、まさにモレイラ様々です。他馬には迷惑をかけてしまいましたが、しっかりとチャンスをモノにして初勝利となりました。ここで勝ちそびれてしまうと、昨年のフェリキタスのようになってしまうこともあるので、早めに勝ち上がれてよかったです。コロナ後、初の口取りもできました。会員さんによってはモレイラの隣を狙った方もいましたが、私は迷わずソム三郎に一番近いポジションをゲットしましたよｗ ソムニアシチーの仔で、ようやく中央での初勝利をあげることができました。この時期でこの距離をこなしていますので、今後のクラシック路線への挑戦へ期待が膨らみます。次走はどこになるのでしょうか。
この日、東京競馬場では京王杯２歳Ｓがあったので、コース前は場所が取れないだろうと思って、スタンドから撮ることにしたのですが、結果的にはコース前も敷物での場所取りがコロナ前よりは少なくなっていて、結論から言えば撮ることは可能な状態でした。それならば70-200mmを持っていくのだったと後悔しました。やはりスマートシートの継続など、観戦環境はコロナ前と大きく変わっていますので、各場で撮影場所なども再検討しないといけないと痛感しました。そして来週は、グランレーヴシチーがデビュー予定ですが、一部情報では東京のマイル戦ではなく、福島の2000ｍ戦らしいとのことです。しかし、土曜は仕事なので現地での観戦ができません。下河辺牧場産で期待をしていた馬なので、是非ともデビュー戦は現地観戦したかったのですが、それは叶いそうにありません。