今年を象徴するような競馬でしたね。

 

 

 

●12/24(土) 中山11R ヴェローナシチー(戸崎圭太) 芝2500m 2着

間違いは様々なところに織り込まれていました。まずはマークする馬を間違えました。おそらく近走の結果から、マリノアズラをマークしながら競馬を進めていくことになりましたが、これが思うよりも脆かったのです。4角に入るあたりから、並びかけようとしますが、マリノアズラは外に膨れ気味になり、ヴェローナシチーも次第に外々へと追いやられてしまいました。それでも手応えが良かったので、騎手も慌てることなく馬なりで、直線の入口では並びかけて交わす勢いがありました。ここで2つ目の間違いを犯します。脚色に余裕があると見るや「肩ムチ」のみで、追い出しません。先行勢に敵はいませんでしたが、後ろをピッタリマークしていたシルブロンが、外から襲い掛かってきました。残り200mからようやく追い出すものの、ヴェローナシチーは元々エンジンの掛かりは遅い馬ですから、スピードに乗る前にアッサリと交わされ、交わされたところがゴールでした。相手は完全にこちらをマークしてレースを進めており、一瞬の脚の差をまんまと利用された結果です。展開、ペースに合わせて器用に立ち回れないところは、相変わらずだと言わざるを得ませんね。おそらく今日は、力を出し切る前にレースが終わってしまっていると思われますので、新年早々の競馬で早めの勝利をつかみたいですね。

 

 

 

JRAの今年最後の開催日にブリッツェンシチーが特別登録していますが、登録頭数が多く、回避馬がいないと出走は無理そうです。地方でも出走馬がいるかもしれませんが、こちらも今のところ動向がわかりません。もし出走できるのであれば、来年への弾みになるようなレースを期待したいですね。