思いがけず始めた友駿の2022年産募集馬レビューも、いよいよフィナーレです。昨日買ってきた専門紙によりますと、ヴェローナシチーはお隣の馬との一騎打ちムードが強く出ていますね。後ろから行くだけに、展開次第ということもありそうですが、年末の中山ならば前が止まらず、差し切れずに終わるということは、余程のスローペースでもない限り、ないと思われます。何とか、ここを勝って来年はオープンでの活躍を期待したいですね。

 

 

 

●募集番号2234 メモリーコバルト2022(父エスポワールシチー)

2頭目のエスポワールシチー産駒です。遅生まれということも影響しているのか、写真の第一印象は「頭でかくない?」でした。まだ馬体のバランスは、これから大きく変わってきそうなので、今の段階での判断は避けておきます。ただ脚元はしっかりしていると思われます。母系もフォーティナイナー系のダート血統なので、間違いなくダート中距離路線が向いていると思います。厩舎的にも問題はありませんし、母馬も若いので、これから順調に成長してくれば、面白いのではないかと思っています。友駿ではエスポ産駒は、どんな馬でもそこそこ売れはしますが、すぐさま満口になることはありませんので、しばらく様子見をしていこうかと思っています。

 

 

 

●募集番号2235 マリアネージュ2022(父リアルスティール)

みんな大好きカタオカファームの産駒です。マリアネージュの仔なのに芦毛じゃないのは残念でした。母は鈍足サンデー(ステイゴールド)系の血統でしたが、快足サンデー(ディープインパクト)系のリアルスティールを付けたことで、スピード不足は補えるような気がします。パッと見、冬毛が生えていたりして、見栄えはしませんが、まだ馬体は幼く成長の余地は十分ありそうですから、しばらく成長の経過を見たい感じはします。特に前脚が華奢に感じるので、この辺はもっとガッチリとしてほしいところです。今のところ、即出資決定というわけではありませんが、母が人気馬でしたから、鹿毛であったとしてもこの馬も人気になりそうです。今回からなくなった、預託予定調教師のコメントが場長のコメント内に織り込まれているなど、吉村場長のセールストークも全開となっていますので、人気がさらにブーストされる可能性もありますね。とりあえず1月中旬に発表される出資状況次第で、どうするかを考えるかもしれません。

 

 

 

●募集番号2236 ハニーウィル2022(父タワーオブロンドン)

馬体のバランスは良く見えますし、脚部もシッカリした印象を受けます。ちょっと小柄なのが気になりますが、遅生まれということもあり、これからの成長も見込めますので、あまり気にはしません。ちょっとトモが寂しく、非力な印象もあるのですが、この辺りについては、今後の成長経過で見極めていきたいところです。母馬は、ストームキャット系×サンデーサイレンス系という何となくダート短距離になびきそうな血統の牝馬だったので、出資を控えていましたが、ここに芝でも走ったミスプロ系のタワーオブロンドンを掛けてきたので、血統的な魅力はありますね。村山厩舎は昨年引退したコンクエストシチーでお世話になりましたが、良くも悪くも1つ勝たせることには手段を選ばない厩舎というイメージがあります。この価格ならば、他との比較にはなりますが、資金的な余裕があるならば、出資するかもしれませんね。

 

 

 

ということで、以上になります。この見解は、あくまでも2022年12月のカタログ、DVD映像をもとにしています。まだ当歳馬なので、今後、馬体については変わっていきます。その成長の仕方によっては、今回書いたことが当てはまらなくなることは起こり得ます。出資の意思についても同様で、今後の経過次第では、ここに書いたとおりに出資しない可能性があります。いずれにしても、出資は自己責任ですので、その旨はご理解いただきたいと思います。今回の募集馬の中に、ヴェローナシチーを越える馬が潜んでいることを願って…(-人-)。