#平成のXファイル・心霊写真-005

 

 

名前は、筆者。職業はオカルト・古代史探偵。

相棒のハンターは、ハッキングの名手で身元不明の女の子。
東京ベイテレビの「K」という謎の人物から毎回、不可思議な仕事依頼がある。

 

なんとなくだるい、そんなときハンターのパソコンのメール着信音がした。

思ったとおり「K」からのメールだった。

やはり「心霊写真」が添付されていた。

 

 

 

 

 

 

鑑定依頼書」の内容には、

平成9年の夏休みに、山口県小郡の親戚の家に新幹線で遊びに行った時に撮った写真の一枚です。

アルバイトをして自分のカメラを買ったばかりだったので、おもしろ半分で、停車するたびにホームにおりていろんな写真を撮りまくったんです。

この写真は広島駅で商店街の上にある街頭スクリーンを撮ったものです。この時、たしかスクリーン上にはおかしなものは映っていませんでした。

実は現像して見ても、全然気がつかなかったんです。

友達に見せたら、

「これ何んだ!!」

て言うんで、その時はじめて写真のスクリーンに変なものが写っているのがわかったんです。

人のように見えます。ちょうど旧盆の時だったので気になります。もしお化けのようなものだったらどうしたらいいのでしょう。

友達に言われてから怖くなってしまって、夜も眠れないのです。

ちなみに写真を撮ったのが午後3時頃だと思います。うす曇だったけどストロボは使っていません

鑑定して下さい。東京に住んでいる高校2年の田恒升保(仮名)です。

 

 

「鑑定報告書」心霊写真―005

写真を見ると、言われて見なければわからないと思うほど、余りにも小さく映っているからだ。スクリーン内の人物のように見える。

だが、この写真には何か悪い波長のようなものが感じられる。そのように感じる場合は心霊写真だといえる。逆に良い波長の場合も同様だ。

テレビスクリーンに写る場合は、ほとんどがテレビが消えている場合がほとんどだが、このようにテレビが映っている画面にかぶさるように写るのは正直言ってビックリした。

さっそくパソコンに取り込み画像解析をしてみた。まず色相でグリーンを強調してみる。すると人物の姿が透けて背景が現れた。

また本来ならテレビ画面をカメラで撮ると走査線が写るのだが、このテレビ画面には走査線が見えない。

やはり、最初に直感したように、あきらかに心霊写真だ!!

それも浮遊霊だと直感した!!

色相でグリーンを強調すれば、全体がグリーンに覆われて当たり前なのだが、中に写っている浮遊霊の周りが、より強いグリーンの膜で覆われていることがわかった。このことからこの幽体(エーテル体)は浮遊霊と思われる。

本来は、幽体(エーテル体)と霊体(アストラル体)とが重なった状態が浮遊霊の特徴なのだ。

次に画像を拡大してみると、顔や手などケロイド状になっているのがわかる。おそらく原爆で死んだ人の霊だろう。

これで幽体だけの理由もわかった。人は、死ぬ時に苦しめば苦しむほどこの世に止まる傾向がある。それに自らむかえる死と違い突然襲われた死ならばなおさらだ。成仏できずに浮遊霊としていつまでも幽体となって現世をさまようのだ。

比較的おとなしい霊ではあるが、まれに憑依する場合もあるのでくれぐれも軽く扱わないように。

スクリーンの浮遊霊と撮った人との因果関係はないものと考えられる。だから怖がらなくても大丈夫。

 

 

写真の所持者は、「鑑定依頼書」をいただいており、掲載を承諾しています。

拙著「戦慄!!心霊写真の謎」&DVD(筆者出演)もよろしく。