この動画を見て、また “いなり寿司“を作りたくなった。
今度はこのやり方でやってみよう。
私の地元には豆腐屋さんがないのが残念。
#91 うちのおいなりさん
◆材料:作りやすい分量 (いなりずし20~24個分)
油揚げ 10~12枚
〈煮汁〉
昆布とかつお節のだし汁 2カップ~3カップ
(油揚げの大きさにより調整する)
酒 50ml
メープルシロップ 70ml(または砂糖50g)
しょうゆ 70ml
*煮汁の分量は目安。鍋中の様子をよく見て、自分の目と舌で味を決めることが大事。
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✼2.17 (家でやってみた分量)
油揚げ 9枚(いなり18個分)
だし汁 2カップ強
酒 50ml
砂糖(黒糖) 50g
しょうゆ 70ml
10個分は冷凍保存した
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〈すし飯〉
ご飯 3合分
すし酢(米酢70~80cc※好みで調整する、
砂糖大さじ11/2~2、塩小さじ1)
白炒りごま、実山椒の佃煮 各適量
*すし飯にはしょうがの甘酢漬けのみじん切り、ゆずの皮のすりおろしなど、季節に応じて好みのものを少量混ぜ込むと楽しい。
◆作り方
1油揚げをまな板に置き、割り箸1本(角のあるもの)の両端を持って、油揚げの上をゴロゴロと転がし、繊維を断ち切るようにする。1枚ずつていねいに行う。
2鍋にたっぷりの湯を沸かし、油揚げを3~4枚ずつ入れ、1分ぐらい熱湯にひたして角ざるに取り出す。すべての油抜きをして、粗熱が取れたら、1枚ずつ両手のひらではさんで持ち上げ、上から下へギュッギュッと押して水気を絞る。
3油揚げを半分に切って、大鍋(直径24cm~33cm)に放射状に並べる。鍋の中心が少し開くように、油揚げの口を同じ側へ向けて少し重ね、ドーナッツ型に並べていく。1段目を並べて、まだ油揚げが残っていたら上に重ね、2段目も同じ方向で放射状に並べる。すべての油揚げをきれいに並べ入れたら、油揚げがかぶるほどにだし汁を注ぎ、酒を入れ、メープルシロップ(または砂糖、みりん)としょうゆを最初は控えめに加えて、落としぶたをして中火にかける。湧いてきたら鍋中が静かに煮立つ火加減にして、トータルで1時間~1時間半ほどゆっくり煮る。
4油揚げを煮ている最中に、ときどき次のようなことをする。手が熱くないように厚手のゴム手袋などをはめて、鍋中の落としぶたの持ち手をギュッと押す。すると、落としぶたのまわりから煮汁がジュワーと上がってくる。そうしたら手をスッと離す。油揚げを煮ている最中、気がついたときにこれを10回ぐらいやると、油揚げにじんわりと煮汁が染み込む。
5鍋の中心に開けた穴を見て、煮汁がある程度減ってきたら、穴の中にスプーンを入れて煮汁の味見をする。足りなければ甘みを加えたり、しょうゆを加えたりして調節する。いよいよ煮えてきて、鍋の中心の穴から鍋底が見えるけれど、まだ少し煮汁がある状態になったら火を止めて、そのまま冷ます。
6すし酢の材料をボウルに混ぜ合わせておく。炊きたてのご飯を口の大きなボウルや飯台に移し、すし酢をまわしかける。しゃもじで切るようにして、すし酢をご飯全体に混ぜたら、ご飯を広げてうちわであおぎ、粗熱をとる。お好みで白ごまと実山椒の佃煮をふり、ざっくりと混ぜる。濡れぶきんをかぶせて少しおき、人肌程度に冷ます。
7ボウルに手水を用意して、手を濡らしながら、すし飯を小さな俵形にむすぶ。同じ大きさに揃えたかったら計ってもよい(1つ25~30g)。バットに並べていく。
8煮た油揚げを違うバットに並べる。1枚ずつ、ちゃんと開くかどうか確かめながら、口を外側にぐるりと折り返し、ご飯がスポンと入りやすい形状にして並べる。油揚げを開くときは、口の端のところが特に破れやすいので、ここを広げるときは力を入れずていねいに。角の方まで開くかどうか怪しいな、と思う油揚げは、逆さにして指を中に入れ、指先で角を開くようにするとよい。
9油揚げの中におむすびにしたすし飯を入れて、キュッと指で押し込む。油揚げの折り曲げていた部分を伸ばして、片側に折ってフタをすればできあがり。油揚げが破けやすいので箸は使わず、手でそっと持って器に盛り付ける。