喜寿 | 生きる力になれば・良寛地蔵

生きる力になれば・良寛地蔵

今日を生きる。言霊伝道師を目指して日々日記を綴っています。導きになればありがたく思います。

歴代首相の指南役で漢学者、「平成」の元号の発案者といわれる
安岡正篤(やすおかまさひろ)はこういっています。
「歴史は繰り返す。
たいていのことは古典の中にある。
何千年もたっているのに、人間そのものの根本は少しも変わっていない。
自分が創意工夫し真理を発見したと思っているが、それは大変な錯覚で、すでに古典にのっていることを知らないのだ」。
私も人生の迷いがあったときは、古典を読み救われていますから
この言葉に同感しています。
人の悩みは万葉の時代と何にも変わっていないからです。
徒然草より
「どんなに複雑な心境の時も、月を見つめていれば心が落ち着くものだ。
ある人が、月ほど面白いものはないと言い、別の人が、露(つゆ)のほうがもっと素敵ですよと言って争ったのは興味深い。
どんなことだって素敵に変化していくのだ。風もいいねえ。
水も素晴らしい。
誰もいない水辺や草のきれいなところをひとりでさまよい歩くのは最高だ。
これほど心が慰められることはないねえ」。

後世に誰かが「花の美しさを楽しむことは子どもでもできる。
もう少し大人になると、月の輝きを楽しむようになる。
さらに人生経験を重ねてくると、ただ白いだけの雪を楽しむことがてきるようになる」と言ってます。
これから雪月花という言葉ができたのかもしれません。
悩みや辛いとき、自然と触れあい心を癒されることが必要だと古代の人が教えています。
私はまだ、雪の白さより月の輝きがすきですが。
今日は私の誕生日です。
ありがとうございます。