ついに、ついにやりました。
東北楽天ゴールデンイーグルスが、
ついにパリーグ初優勝を成し遂げました。
場所は西武ドーム。
相手は埼玉西武ライオンズです。
私は勤務後の19時半到着の予定でしたが、
前夜にチケットを確保して、いそいそと向かいました。
到着時点では1-3と劣勢で、2位のマリーンズもリードで、
もしかしたらここで優勝は見られないかも？って感じでした。
昨日も一昨日も、まさかのサヨナラ負けで足踏み状態。
でも、野球は何が起こるかわからない。
多くのイーグルスファンは、
1日も早く歓喜の瞬間を見たいと必死に応援していました。
そして、その時がやってきました。
ラッキー7の7回表2アウト満塁のチャンスで、4番のジョーンズ選手。
振り抜いた球は走者一掃のタイムリー2ベースで、
一挙3点が入り4-3の逆転！
4点目になった逆転のランナーが捕手に激突し、
その球が転がっている間に打ったジョーンズ選手もホームを狙ったのですが、
それはホームタッチアウト。
でも、ニッコニコで皆とハイタッチの写真が撮れました。
それはそれはもう、イーグルスファンはお祭り騒ぎです！
ブルペンでは
少し前から田中投手が投球練習を始めていました。
前夜のニュース記事で、田中投手を胴上げ投手に…。
即ち9回裏のリリーフで、投げさせるようなことが書いてありました。
その9回裏、イーグルスファンの大声援を背に、
ついに田中投手の名前がコールされました。
以前、スワローズ・バレンティン選手の時に
「とても恐ろしいHR 56の表示」と書きましたが、
こちらも恐ろしい22勝0敗・防御率1.23の表示ですこと！ひー！
田中投手の投げる球は、多くが150kmを超えていました。
球場で見ていると球種までわかりませんが、球速で何となく予想することは出来ます。
でも、この速さは明らかにストレート（直球）です。
最初は「速！」と驚く程度でしたが、何度も何度も速いので、
だんだん私は緊張してきました。
あ、説明を忘れていました。
田中投手は、ヒットと四球でランナーを2人溜めてしまいました。
バントで1アウト取りましたが、
ランナー2、3塁ということは、犠牲フライで同点。
1ヒットで逆転サヨナラ負けになる可能性大。
まぁ、それはよくある場面だとしても…何故…何故…
こんな場面でライオンズ3番秋山選手、
4番浅村選手に打席が回ってくるのでしょうか（￣□￣；）。
9回裏2アウト2、3塁。
シングルヒットでも逆転サヨナラの可能性大の場面で、
4番浅村選手です。
今まで何度も書いていますが、もーーーハッキリ書きます。
これは浅村選手への試練です（爆）。
そして、田中投手への試練でもあります。
そして、「速！」です。
この緊張の大一番で、何度球速表示を見ても「速！」なのです。
私は変だな？と思いました。
今年の田中投手は、打たせてアウトを取る投球を多くしてきたはず。
ストレートも投げるけど、変化球で打ち取る場面が多かったはず。
これまでと同じように、今も変化球を投げればいいのに？
ほんの何秒かの間にそんな思いがよぎり、私はだんだん緊張してきたのです。
結局この時は何故だか気づかなかったのですが、
この勝負、このままイーグルスが逃げ切る＝優勝すると思ったのです。
私はイーグルスファンが多くいる内野席で、写真を撮りつつ見ていました。
外野は立って応援できますが、内野は基本的に座って応援し、
ホームランや得点時だけ立っている感じです。
でも、間もなく優勝決定というこの時、
内野席でも多くの人が立って、その瞬間を見守っていました。
私が立って見ていた時、打席は前の人の頭で殆ど見えず、
私はカメラをマウンドの田中投手に向けていました。
優勝を決めるこの一球は、嶋捕手のミットへ吸い込まれ、
浅村選手は空振り三振！イーグルス初の優勝が決定した瞬間でした。
では、田中投手の連続写真をお楽しみ下さい ♪
打席が見えなかったので田中投手へカメラを向けたと書きましたが、
実は田中投手のこの雄叫びの瞬間を撮りたいと思っていました。
田中投手の反応で結果がどうなのか、わかると思ったんです（笑）。
なので、実は、球場にいてバッチリ試合を見ていたのに、
最後の浅村選手が空振り三振なのか見逃し三振なのか、
帰宅するまで知りませんでした（爆）。
周囲の喜びをよそに、私はそりゃ～も～連写連写です。
カメラ越しですが、田中投手を見つめていました。
この雄叫びの連続写真を撮っている時。
胸に迫ってくるものがありました。
どれだけ…どれだけこの瞬間を待ち望んだことだろう。
どれだけのプレッシャーを感じて、このマウンドに上がったのだろう。
実は、連写ばかりでグラウンドの様子はあまり記憶がハッキリないのですが（＾＾；）、
田中投手の雄叫びがとても長く感じました。
嶋捕手にすぐ駆け寄るのではなく、
この瞬間を噛みしめているような、あの瞬間、時が止まったかのように見えました。
くるっと振り向いた田中投手は、
拳を上に上げたままゆっくりマウンドを下りて嶋捕手の元へ向かいました。
あれ、意外とこの時に飛び跳ねたりしないのね（笑）。
でも、こうなりますよねー！
もみくちゃ、もみくちゃです！
田中投手が指で「１」ってやってます！
パリーグTVの無料配信動画でこの試合の動画を見たのですが、
これら決定の瞬間後って意外と進みが早かったのですね。
私は上記のように「とても長く感じた」のですが、
動画を見てみると実際はガッツポーズをして、
すぐにくるりと振り返って嶋捕手を抱き合っていました。
「あれ？こんなに早かったんだ？」とビックリしたので、
もし私がワーッ！と喜んでモタモタしていたら、
上のような連続写真は撮れなかったと思います。
事前に「田中投手の雄叫び写真を撮るんだ！」と、
強く思っていたから撮れたんですね（＾＾；）。
星野監督の胴上げです。どうも私、胴上げ写真を撮ると、
監督の顔がちゃんと見えるように撮ることが出来ないようです（＾＾；）。
外野のイーグルスファンにもご挨拶。
2度行ったうちの2度目です。
ちょっと見えにくいですが、紙テープも投げ込まれてます。
そして～、私も事前に赤い紙テープを用意して持って行ったので、
内野席の遠くからグラウンドに向かって投げました！
まぁ、当然ながらグラウンドへは届きませんでしたけどね！（笑）
いいんです、気持ちが大事。
しばらくはその紙テープを片手に持って撮影をしていました。
その後、通りすがりの母＆息子（5歳くらい）が紙テープのことを話していたので、
「私が投げたので良ければど～ぞ～」と差し上げました ♪
赤い紙テープは全部で3つ用意してあり、残りは2個です。
CS優勝で1個、日本シリーズ制覇で1個です（笑）。
イーグルスにとってはビジターの西武ドームですが、
スクリーンにはこの表示がされていました。
左のロゴマークは
イーグルスから事前に貰っていたんでしょうね～。
おめでとうの表示はすると思っていましたが、
この優勝ロゴまでビジターで表示されるとは思いませんでした。
西武ドームってビジターチームにも優しい気がする、うん ♪
先ほど書きましたパリーグTVの無料配信動画は、
スクロールして下の方にあるので是非見てみてくださいね。
記者会見も良かったですし、
ビールかけは相変わらずメチャクチャで笑いっぱなしでした。
そうそう、記者会見で嶋捕手と田中投手が
「変化球を投げなかった理由」を語っていたので、是非聞いてみて下さい。
ペナントレースの優勝の瞬間を見たのは、
2001年のスワローズに次いで今回のイーグルスが2度目です。
CSや日本シリーズの優勝も見たことありますが、
うーーん、何でしょうね。
えーっと…うーん…
プロ野球を普段から見ている方だとわかると思うのですが、
短期決戦のCS・日本シリーズに比べると、
長く苦しい144試合の公式戦の優勝のほうが個人的には好き…かな。
比べるのも変な感じしますけど。
そりゃもちろん、日本一にもなって欲しいので、
日本シリーズでも優勝して欲しいですけどね。
最近、職場の野球をあまり知らない人に話をしていると、
「どこのファンなの？」とよく聞かれ、私は「ヤクルトです」と答えますが、
見に行ってる試合は色々だと（笑）。
最終的には「私はプロ野球が好きなんです」とか
「お金を払ってでも見たいと思う試合だから行くんです」とか
「歴史的瞬間が見られるなら、こんな時間をお金は安いもんです」とか言ってます（笑）。
ま、とりあえず。
10/17の仙台CSが楽しみになってきました。
え？何か？
とりあえず休みはお願いしてあるので、
あとは何が何でもチケットを手に入れることですね～ ♪
うふふのふ。