前夜23時過ぎに甲子園から大阪市内のホテルに到着し、

翌朝の本日の出発は6時半という強行スケジュール(笑)。

 

 

 

大阪環状線・鶴橋駅から近鉄大阪線の特急に乗り

伊賀神戸駅で乗り換え、

そこから伊賀線に乗り上野市駅で下車しました。

 

 

 

2時間を掛けてまで辿り着いた先、

そこは三重県伊賀市、伊賀忍者の郷です。



目的はこちら。

 

 


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普段は歴史小説(特に戦国前後)を読んでいるので、

必然的に忍者が活躍したお話も多く読んできました。

 

 

 

主人公に感情移入しやすい私は、

忍者にも大いに共感しています(単純なもので/笑)。

 

 

 

そしてここで一番楽しみにしていたことは、こちら。

 

 


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忍術ショーです ♪ 

お姉さんが手に持っているのは、本物の手裏剣。

 

 

 

別のお兄さんが実演で木の板に手

裏剣を撃ったのですが、すげぇ(^^;)。

 

 

 

板に刺さる音が「これは本物だ」

というのがすぐにわかりました。

 

 

 

お土産物でゴム製の手裏剣が売られており、

発泡スチロールに撃つことができる物がありました。

 

 

 

休日だったせいか

「混むと思うから早く来たほうがいいですよ」と言われて、

開始時間の30分前に行ってみました。

 

 

 

あら、意外と並んでいる。

 

 

 

さほど広い場所ではありませんが、

座る席はいっぱいになりました。

 

 

 

私はわりと早く入れましたが、

席の様子を伺い「一番後ろで立ち見でもいいですか?」

と自ら申し出ました。

 

 

 

写真を撮ろうとすると、

座り見は撮りにくそうだったのです。

 

 

 

そして、立ち見は私だけでした(笑)。

ちなみにビデオ撮影はNGだそうです。



ここと同じ敷地=上野公園内には

もう一つ立派な建物があります。
 

 

 

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どど~ん。

伊賀上野城です。藤堂藩のお城です。

これは復元みたいです。

 

 

 

本当は中に入って展示物を見る予定でしたが、

忍者博物館で過ごす時間を優先したので入るのはやめました。

 

 

 

その代わり、

本物の石垣や濠を見て回りました。

 

 

 

毎度毎度思うのですが、

機械が無い時代によくこんな大きな石を積み上げたものだと溜め息が出ます。



更に伊賀線に乗り伊賀上野駅へ。

JR関西線で柘植駅に行き下車。

 

 

 

そこからタクシーを使い、

滋賀県甲賀市の忍術村へ向かいました。

 

 

 

伊賀(いが)と甲賀(こうか)は、

山を一つ隔てたお隣さん。

 

 

 

甲賀忍者も戦国の重要場面で

大いに活躍した忍者だったようです。

 

 

 

「甲賀」は「こうか」と読むそうです。

滋賀県甲賀市のホームページを見ても英字で「KOKA」

と記載されています。

 

 

 

もちろん、道路標識、駅の看板の英字もそうです。

「伊賀」が「いが」と読むので、

「甲賀」も「こうが」と読むと思っていました(^^;)。

 

 

 

しかし、このパソコンで「甲賀」と変換するには

「こうが」と入力しなければいけませんし、

タクシーの運転手さんでさえ「こうが」と言っていたので、

一体どうなっているのでしょうか(笑)。



「甲賀の里 忍術村」は、

簡単に書くと忍者体験が出来るテーマパークです。

 

 

 

事前の検索で何となくわかってはいたのですが、

私のような歴史に思いを馳せる旅人が行く場所では

なかったような気がしなくもありません(笑)。

 

 

 

ここには藤林家の忍者屋敷がありました。

 

 


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当たり前ですが、階段が垂直に近いです(^^;)。

中に入って色々解説をしてくれました。
 

 

 

他に、水グモ池で。

 

 


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池は浅いので、

ひっくり返っても大事ありません。

 

 

 

多くの子ども達がひっくり返って、

ずぶ濡れになっていました。

 

 

ここでは忍者の貸衣装が大人¥1000小人¥600で借りられるらしく、

子どもはもちろん、意外と大人も多く忍者衣装を着ていたんですよ~。

 

 

 

親子揃って忍者衣装の家族がいっぱいいました。
 

 

 

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忍者衣装を着て連なって歩く女子4人組(笑)。

偶然前を歩いていたので、こっそり撮っちゃいました。

 

 

 

狭い場所なので何度もすれ違い、

偶然着替えた後の姿も見ちゃったんですけどね。

 

 

 

パッと見、忍術村に興味すら無さそうな女子達でしたが、

意外と忍者衣装に着替えてまで楽しむんだな~と思いました。


 

JR草津線の甲賀駅から草津・京都方面の電車に乗り、

甲南駅で下車。

 

 

 

徒歩で20分ほど行くと

「甲賀流忍術屋敷」があります。
 

 

 

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「忍者のからくりがある住居として、

日本で唯一現存する本物の忍術屋敷」だそうです。
 

 

 

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どんでん返し!

 

 

 

大人だと、

相当縮こまらないと抜けられません。

 

 

 

からくりの解説を色々してくれたのですが、

このどんでん返し。

回転部分の支点をど真ん中にすると一回転するけど、

ほんの少し支点をずらすと半回転しかしないのだそうです。

 

 

 

例えば、一回転するものだと、右手で押して回転させると、

次も右手で押すことができます。

 

 

 

でも、半回転するものだと、右手で押して回転させたら、

次は左手で押さないと回転しないのです。

 

 

 

敵に侵入されてどんでん返しで逃げた後、

敵もその後にどんでん返しを通ろうとする時に半回転だと回転しないので

一瞬「あれ?」と隙が生まれるのです。

 

 

 

その間に逃げることが出来る、と。
 

 

 

他にこんな場所も。

 

 


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上の写真の上部に刀が

掛けられているのがわかりますか?

 

 

 

普段は見えないこの場所、

敵に進入された時にここの刀で戦えるように

備えていたそうです。

 

 

 

しかし、

この写真のように結構高い位置に刀が掛けられています。

 

 

 

そこで下の写真。

このように縁が少し出っ張っているので、

ここに手を掛けて跳躍して刀を取っていたようです。

 

 

 

昔の人は今よりももっと小柄で、

しかも忍者は壮絶な訓練をして身軽だったでしょうから、

これくらいの跳躍は余裕だったのでしょう。



他に、3メートルの落とし穴があったり、

1枚50キロの引き戸(私が思いっきり体重を掛けて動かすことができる)

があったり、隠し梯子があったり、とても楽しかったです。

 

 

 

旅行の荷物を全て持ち歩いていたので、

荷物を引きずったり、

抱えながら狭い階段を上ってお屋敷内を探検しました。

 

 

 

昔のお屋敷のにおいって好きなんですよね(笑)。

 

 

 

確かに埃っぽいのですが、

本物でないと感じることができない空気というか、

雰囲氣というものが何となく感じられて好きなのです。



ちょっと心配に思うこともありました。

 

 

 

このお屋敷は元禄年間に建てられたそうなのですが、

本物のお屋敷が現代まで残っていて、

このように見学ができるということはありがたいことです。

 

 

 

しかし、見学をすればするほど、

せっかく残っている本物のお屋敷が擦り減っていくようで、

何だか勿体無い氣もしてしまいます(^^;)。

 

 

 

もちろん、これが地域活性化になり、

観光の一端を担うという点ではとても良いことだと思いますが、

 

 

人氣が出たら出たで観光資源を維持することは

とても大変なことだと思うのです。

 

 

 

だったら、本物のお屋敷を真似て

新しいお屋敷を建てればいいじゃないか(観光用のお城がそれですが)

と思うこともありますが、それは私にとって何の魅力もありません。

 

 

 

何故ならば、

それはあくまで観光用に建てられたものであって、

本物ではないから。

 

 

 

書いてることが矛盾しているのですが、

本物でなきゃ嫌なくせに、本物を見に行くと

老朽化を心配してしまうという感じです(苦笑)。

 

 

 

歴史を知ることと、

歴史を感じることは違うような氣がしている今日この頃です。



その後、同じくJR草津線に乗って草津駅へ。

乗換えでJR琵琶湖線に乗って

滋賀県近江八幡市の近江八幡駅で下車。

ここのホテルに一泊しました。

 

 

 

夕飯は駅前のイオンにあるスガキヤ ♪ 

関西はどうかわかりませんが、

中部エリアの人はスガキヤを必ず知っています(笑)。

 

 

 

最終日の明日は山登りをするぞー ♪