千葉ロッテマリーンズ・里崎智也選手が
16年の現役生活にピリオドを打ち、引退を発表しました。
いずれはやってくる「引退」の二文字。
ケガでなかなか一軍に上がれない日々。
予想はしていましたが、ついにこの時がやって来ました。
引退が発表された時、
まだ引退セレモニーなどの発表はされていませんでした。
私の予想では、
里崎選手ならきっとセレモニーはやるはず。
やるとすれば、大抵はホーム最終戦。
しかし、雨天中止の振替試合が後々組み込まれる可能性は大きい。
一体いつになるだろう?とドキドキしていました。
日にちを気にする理由は、もちろん行きたいからです。
出来れば、その日は休日がいいからです。
ナイターであれば仕事後に行くことは可能ですが、
万が一土日でデーゲームであれば、休みじゃないと無理。
ナイターで仕事後であったとしても、
自由席だと早めに行って見たい席を取りたい。
そのためには球場に早く行き、
ある程度の座席争奪戦は覚悟しなければいけない。
即ち休みが一番いい。
といっても世の中そう上手くはいかないもので、
セレモニーは9/28(日)と発表され、私はその日仕事。
しかし、その日は偶然にもナイター18時開始で、
私が仕事後に到着できそうなのが17時過ぎでした。
手にしたチケットは内野自由席。
2階席が良かったのでこの座種で良かったのですが、
如何せん自由席。
1人1席とは言いつつも、実際には荷物を置いてたり
してゆったり確保している人もいるのが本当のところ。
噂では「チケットがあっても席が無いかも」
なんていうのも聞いたり聞かなかったり。
自由席とはいえ、チケットがあるのに座席に座れない、
立ち見設定がない球場でそれは意味不明と思いましたが、
とりあえずそんなことはゴメンなので、
とにかく仕事後にすっ飛んでQVCマリンに向かいました。
その前に退勤後、最短で、早く、速く職場の最寄り駅に向かい、
しかも息切れせず(笑)に駅に移動する方法を考えました。
私はいつも一眼レフカメラと飲み物(水筒)は必ず持参するのですが、
この荷物を肩に乗せた状態で走ったり早歩きするのは、意外と疲れます。
なので、
駅のコインロッカーにカメラバッグを預けておき、
駅までの早歩きを楽にしようと思いました。
職場にもロッカーがあるのですが、
もうそこは楽に早く移動をすることが目的なので、
300円くらい安いものです(笑)。
同僚に話したら「そこまでして(笑)」と笑われました(笑)。
予定通り17時過ぎにマリンに到着。
内野自由席で1塁側は既に空席がないだろうと思っていたので、
最初から3塁側にしました。
里崎選手は右打席なので1塁側から撮りたいと思っていましたが、
3塁側からなら背番号22が撮れるし、どちらでもいいと思っていました。
偶然、通路から2つ目に1席だけ空いていたので、
すぐに確保しました。
噂の「内野自由席チケットを持っていても席がないかも~」ですが、
それは心配無用でした。
球場スタッフの方が荷物を置いている席の隣りの人に
「その席は空いてますか?詰めて貰えますか?では2名様どうぞ」と、
人数に合わせて無線で連絡を取り合いながら席を案内してくれていたのです。
試合前守備練習の時に
3塁側に来てくれた里崎選手です。
キャッチャーは里崎選手を含めて3人いたのですが、
他の2人はヘルメットだったのに対し、里崎選手はキャップでした。
この時点で、
キャッチャーとしての出場はないのかもしれないなぁと予想していました。
そしてスタメン発表。
やっぱりーーーー(^^;)。
ある意味「ですよね」。
1番なのは、打席を多く回すため。
実際は、2打席2三振でベンチに下がりました。
3塁側で良かったのは、
1塁側のベンチにいる里崎選手の様子を見ることができたことですね。
これまで私は神宮球場、
即ちヤクルトスワローズの選手の引退セレモニーしか
見たことがありませんでした。
ロッテ選手のセレモニーは
どんなのだろうと楽しみにしていました。
流れとしては、
バックスクリーンで里崎選手16年の現役生活のVTR放映、
本人のスピーチ、縁の選手からの花束贈呈、球場一周、
ホームベース上で里崎選手を胴上げ、という感じでした。
選手によって、
花束贈呈には家族の方がやることもありますし、
守備で有名な選手ならその守備位置で胴上げ、
打撃で有名なら打席で胴上げ、という感じになります。
里崎選手の場合はキャッチャーだから
ホームベース上だったんだと思います。
最初に驚いたのは、
セレモニーが始まる時になって球場が暗くなったことです。
もちろん、安全上一部は明るくなっていますが、
フィールド上は真っ暗でした。
ホームベース付近に立った里崎選手にスポットライトが当たり、
セレモニースタート。
私はそれだけで
「すごくいい演出なんですけど」と感激しました。
そして
「はて?何で神宮ではそんな風にしなかったんだ?
せめて去年の慎也様(宮本選手)の時くらいは、そうしても良かったよね?
あ、単純にそういう演出ができる照明設備がないだけなのか( ̄□ ̄;)」
と自己解決しました(笑)。
次に驚いたのは球場一周の時です。
私、すっかり忘れていました。
紙テープです!
去年、楽天のリーグ優勝、日本一、慎也様の引退セレモニー、
一昨年の巨人日本一に投げた紙テープ。
はたまたナゴヤドームのCSで、
ヤクルトが勝ったら投げる予定で持って行った紙テープ。
今年はことごとく忘れました(爆)。
マリンで投げている人を見た時に
「あ~!忘れた!」と思いました。
で、外野席に里崎選手が行った時のことです。
ここからロッテの球団HPで募集していた、ある演出が始まりました!
紙ふぶきの大嵐!
HPで告知されていたのでもちろん知っていたわけですが、
想像を超える紙ふぶきに、周囲からはどよめきが起こりました。
とてもとても、
この写真ではその時のすごさは伝わりません。
たぶんYou Tubeに動画が出てるはずなので、
是非映像で見てみて下さい。
私の写真の中の里崎選手は「↑ここ」の部分です(笑)。
この紙ふぶきは、
セレモニー終了後にファンの人たちがフィールドに入って、
綺麗さっぱり片付けてくれました。
この連係プレー、素晴らしいですね!
見事なくらい、徐々に徐々に綺麗になっていく様子がわかりました。
セレモニー終了後、
いつも試合前後にキャラクターショーをやってるステージで、
里崎選手のライブが行われることがスクリーンに発表され、
周囲の人達は急いでそこに向かったようでした。
私は混雑の中見えないのが嫌だったので、
その場でぼんやり紙ふぶきが片付けられる様子を見ながら、
スクリーンに映し出されるライブを見て笑っていました。
球場外周の様子です。
当日配られたうちわです。
セレモニーを見て、
1人のためにここまで出来るものなんだ、
これだけ多くの人が1人のために集まって声援を送っている、
これだけの演出をするために
どれだけ多くの人が関わったんだろう。
そんなことを考えると
いろんな意味で涙が出てきます。
里崎選手が引退することは悲しいし、寂しいですが、
里崎選手が16年必死にやってきたことがどれだけすごいことだったのか、
この日それを見ることができて本当に良かったと思いました。